あらすじや設定から、わりと期待して鑑賞した『映画/ザ・コントロール』ですが…残念ながら私には合わなかったらしく、とにかくつまらない映画でした。
やりたい事、描きたい事はわかるんです。しかしそのどれもがスベッているというか、チープというか…。
ザ・コントロール
(原題:URGE)
2016年 アメリカ
主なキャスト:
ジャスティン・チャットウィン
ダニー・マスターソン
アシュリー・グリーン
バール・パリー
アレクシス・ナップ
ピアース・ブロスナン
アリソン・ローマン
監督:アーロン・カウフマン
脚本:ジェリー・スタール
ネタバレ無しのあらすじ
富豪のニール(ダニー・マスターソン)はイーストマンの島に友人達を招待し、ともにバカンスを楽しむ事に。
訪れたクラブで『アージ』と呼ばれるドラッグに出会ったニール達は、その素晴らしい効果にドハマり。「一度しか使用してはいけない」と警告されていたにも関わらず、何度も服用してしまう。
しかしそれは『人間の欲望を開放する』という危険な薬であった…
・・・といった内容の作品。
注)動画は本編一部カット版となります
キャストで戯言
…の前に、上記の『あらすじ』がずいぶんと雑で申し訳ない。たったの数行しか書けませんでした。
映画系ブログでは、そのへんからコピペしてきたものを「あらすじ」として紹介している方も多いですが・・・どうにも「ちょっとおかしくない?」という場合が多いので、私は毎回自分の言葉で書いています。しかし今回は無理でした…。
という事で、キャストで戯言です。
ピアース・ブロスナン主演・・・なんて書いてあったりする本作ですが、いやいや違うでしょう。どう考えても主演はジャスティン・チャットウィンです。
世界最低の実写化映画、『DRAGONBALL EVOLUTION』の悟空役という黒歴史を持つ彼ですが・・・本作ではヒゲも伸ばしてワイルドな風体。
彼ら以外はあまり有名とは言えない俳優がゾロゾロと出てくる中、個人的に「お?」と思ったのはテレサ役のアシュリー・グリーンくらいでしょうか…。『映画/ゾンビ・ガール』でお目にかかったのを覚えていました。ちょっと太ったというか、マッチョになったというか…体型がずいぶん変わっていたのは驚きです。
そしてまたこのパターンですよ・・・アリソン・ローマンがクレジットに入っているんですよ・・・。
以前、『映画/バチカン・テープ』でエンドクレジットを眺めていて「あれれ?アリソン・ローマン?どこに出てた!?」となり、何度も見返して探すも…結局よくわからなかった事が思い出されます。名もないエキストラ的な扱いでした。
本作もエンドクレジットに彼女の名前があったのですが、本編中では全然気づかず。またアレか?『クラブの客の1人として登場してた』とかいうオチか!?と思いきや…まさかあんな使い方をされるとは。
相変わらず名無しキャラとての登場ですし、ピアース・ブロスナンと同じくらいの無駄遣いっぷりが悲しいです。若い頃はあんなに可愛かったのに…。
ここからネタバレを含むよ!!
その不可思議な映像美…とは思えず
ドラッグがテーマとなっている作品という事もあり、全体的になんとも不可思議な映像で怪しい雰囲気を醸し出す本作。
おそらくその映像美も魅力の一つとして作られているとは思うのですが…いかんせんスベッている感が否めず…。
怪しい映像や不可思議な演出で『現実と非現実が混同したような世界』を描く作品はけっこう好きなのですが、本作はオープニングクレジットの全身ラバーからすでに嫌な予感が漂いました。。。
なんでしょう、狙っている方向はわかるんです。こちらに与えたいであろうイメージも伝わってはくるんです。
しかし、何かが足りないというか…。安っぽいというか…。
クラブでの映像も、別荘での映像も、その後展開されるカオスな世界感も、全て微妙な印象しか受けませんでした。
暴力、性などの『人間の衝動の開放』に関しても、言いたい事はわかるのですが…やはり何かが足りない。まるで狂気を感じません。偉そうな言い方になってしまいますが、『人間の本質ごっこ』といったレベルのママゴトにすら見えます。
この映画を面白いと感じた方もいると思うので、あまり知った風な口で批判はしたくないのですが…こういうテーマを扱った映画は大好物であるがゆえに、どうにも期待ハズレ感が大きくなってしまいました。
もっとノーマルさんが理解に苦しむような、エグい狂気でカオスな世界を展開してくれないと眠くなるだけです。。。
ダメでした。
ストーリーや伏線のしっかりした映画として鑑賞するには、穴だらけな部分が多すぎる本作。
しかしだからといって、細かい部分ではなく全体的な世界観を楽しむ作品…とするには力不足というか…。
とにかく感想としては…
『言いたい事はわかる。表現したい事もわかる。しかし伝え方が安っぽい』
というのが、正直な感想です。
最後、都市へと向かうボートの背に『MEGIDDO』と書かれていたりするのも・・・監督のドヤ顔が見えるようなチープさを感じました。
(旧約聖書にて背徳の町ソドムとゴモラを滅ぼした天からの炎…という事で、腐った世界を滅ぼすために『アージ』を積んだボートが…という事でしょう)
残念ながら今回は、バカな話や下らないノリの文章が無い記事となってしまいました。
そのくらい萎える映画だったんです。内容のわりにエロスもかなり控えめなので、おっぱーい!とか騒ぐポイントもありませんでしたし。
ちなみに私はU-nextでの鑑賞だったのですが、この作品を『クライムスリラー』と紹介するのも勘弁して欲しかったです・・・。