映画『武器人間』ドラえもん好きなら必見!?戯言とネタバレ

男子ならば一度は「もしも僕の手がドリルだったなら…」とか考えた事はありませんか?

私も幼少時代、コブラという漫画に影響されて「もしかしたら僕の手にはサイコガンが入っているかもしれない!」と、それはもう全力で左手を引っ張りまくったのですが…残念ながら抜ける事はなく、おっぱいお姉ちゃんに囲まれながら宇宙を飛び回る事はできませんでした。

さぁ、そんな少年の夢を叶える時間がやってまいりましたよ。『映画/武器人間』です。

どこまで本気で観て良いのかわからないような作品ですが、製作者側は本気で作ってきているであろう熱意を感じる怪作です。

武器人間
(原題:Frankenstein’s Army)


2013年 オランダ・アメリカ・チェコ

主なキャスト:

カレル・ローデン
アレクサンダー・マーキュリー
ルーク・ニューベリー

監督:リチャード・ラーフォースト
脚本:クリス・W・ミッチェル、ミゲル・テハダ=フローレス

ネタバレ無しのあらすじ

第二次世界大戦末期の1945年。

ソ連軍の偵察部隊はある任務のため、ドイツ占領地域へと足を踏み入れる。

古い教会で大量虐殺の痕跡を発見した隊員達は教会内部を調べるのだが…そこに待っていたのは異形の武器人間であった!

よくわからない地下施設、よくわからない武器人間、よくわからない展開が怒涛の如く続き、もうお祭り騒ぎだわっしょいわっしょい!ドラえもーーーん!!

・・・といった内容の作品。

ドラ〇もんファン必見の予告編

上の予告編、見ました?…あれ、見てない?いやいや、コレは必見ですよ。

もう予告編だけ見りゃそれで良いのではないかと。

私は予告編を見る前に本編を見てしまったのですが、このノリを事前に見ていれば「ああ、笑って良い作品なんだな」と思えていたでしょうに…。

本気のホラーなのだろうな…といった気持ちで鑑賞してしまったために、頭の中で『!?』の連発ですよ。

ちなみに後半から主役となるヴィクター・フランケンシュタイン博士を演じるカレル・ローデンはかの有名な『映画/エスター』にチョイ役で出演していた方でした(笑)

ここからネタバレを含むよ!!

POV…

偵察部隊の記録映像…という形で進行するストーリーなので、映像は基本POVです。しかも1940年代のカメラという設定なので、それっぽい演出も多々あります。

…が、そのへんはものすごく雑。

序盤にカメラを交換するシーンがあり、それまでの映像から新たなカメラに切り替わる演出は「おおっ、細かいっ」とか思いましたが、あとはもう違和感バリバリの雰囲気POVです。場面によっては完全に普通のカメラワークと映像になっている部分もあり、リアル感はあまり…。

まぁ良いんですよ。リアルな流れはホント最初の部分だけですから。リアル路線は一人目の『武器人間』が出るまでの間だけ。

あとはもうネタ映画です(笑)

笑って良いものなのか…

上でも書いたように、シリアスなホラーだと思って鑑賞していましたので・・・一人目の武器人間(ケロイダーという名前があるそうです)が登場した時の「これじゃない感」がハンパないったらありゃしない。

笑ったら不謹慎か!?でも本気で見るにはあまりにもアレだし…と、困惑ですよ、もう。

ちなみにこのケロイダー、中は女の人が入っているそうです。いやいや設定ではなく俳優という意味で。どうりでエロティックなお尻をしていると思いました。天下一の尻フェチである私の目はごまかせないぞっ!

その後シリアスな流れに戻るものの…二人目の武器人間(ウォールゾンビ)が出てくると再びお笑い映像。手の甲をつねりながら必死に「笑ってはいけない…笑ってはいけない…」と頑張ってしまいました。

え、もしかして狙ってる?笑わせようとしている!?
いいの!?笑っていいの!?(笑)

コメディでした

『シリアスにやっているからこそ笑える』ってのは映画に限らずお笑いなどでも用いられる手法なのですが、この映画がそっちを狙っているのか…それとも本気なのか…そこをうまく掴むまではホント困惑でした。

途中、ディマがカメラを残して引きずられていってしまうと『よし!ここからは僕が撮影するよ!』とサシャがしっかり交代説明するところでついに笑いが出てしまい、あとはもう『ネタ映画』として割り切って鑑賞する事ができました(笑)

それにしてもディマのブレっぷりはひどかったですねぇ。

『博士を捕えるぞ!』→『もう無理だよパパママ!』→『やっぱり博士天才!』→『やめろー!このキチガイがー!』→『(サシャが博士を撃つ)なにやってんだお前はー!』

ほんと忙しい人だね、あんたも…。

まぁなにはともあれ、誰かに感想を問われれば…

映画としてはぜんぜん面白くありませんでした(笑)

…と言わざるを得ません。

ただ別の意味で楽しめたというか…なんというか…

ああ、アレです。ショボい遊園地にある、お化け屋敷のような感覚です。

『うわっ、なんだこれっ!がははは・・・はぁ』みたいな、呆れ笑いを楽しむ1本でした。

なお私は洋画において一切吹き替えは見ませんし、日本の声優にも興味がないのでどうでも良い部分ですが…本作品の日本語吹き替え版は『ドラえもん』の声優陣がこれでもかと出演しています。お好きな方はそちらで見てみるのも良いかもしれません。

しかし、そういう事をしている時点でネタ映画確定ですよね(笑)