映画『エスター』マックスにほっこり。衝撃のネタバレ含む

注!)当記事はネタバレ・結末・感想を含みます。未鑑賞の方はご注意下さい。

今回の1本は…その衝撃の展開から大好きな方も多い『映画/エスター』です。

数回鑑賞しましたが、やはり何度見ても感想は同じ。『エスターが素晴らしくえげつない!』と『マックスが可愛くて死にそう!』です。

アメリカ映画に多い「女は強くて男はバカ」という、悪しき風潮を助長するような内容ではありますが・・・まぁこの旦那さんならやむなし…。

エスター
(原題:Orphan)


2009年 アメリカ

主なキャスト:

イザベル・ファーマン
ヴェラ・ファーミガ
ピーター・サースガード
アリアーナ・エンジニア
ジミー・ベネット
CCH・パウンダー
カレル・ローデン

監督:ジャウム・コレット=セラ
脚本:デヴィッド・レスリー・ジョンソン

ネタバレ無しのあらすじ

2人の子供と共に暮らす夫婦、ジョン(ピーター・サースガード)とケイト(ヴェラ・ファーミガ)。

一見裕福な家庭ではあるがケイトは3人目の子供を死産しており、その悲しみを忘れる事ができずにいた。そして二人は新たな家族として、養護施設よりエスター(イザベル・ファーマン)という9歳の女の子を迎え入れる。

ちょっと風変わりではあるものの、年齢の割に落ち着いて賢いエスターに好意を寄せる夫妻だったが、徐々に恐るべき本性をが見え始め…

・・・といった内容の作品。

キャストで戯言

とにかくイザベル・ファーマンがヤバい。いろんな意味でヤバい。

この映画公開時で12歳の彼女ですが、このインパクトはすごい。もう彼女は一生『エスターの子』と呼ばれてしまいそうな勢いです。

そして影の主役とも言えるマックス役、アリアーナ・エンジニア。こちらもヤバい。

なんなんですか、あの可愛さ。一生懸命さ。公開時7歳にしてこの演技力…エスターとは別の意味で恐ろしい子です。

彼女は本当に聴覚障害を持っており、作中の手話や読唇術も日常的に使用しているそうです。『映画/バイオハザードV リトリビューション』でも難聴の障害を持つ役として出演しています。

そしてケイト役のヴェラ・ファーミガは相変わらずお美しく、スタイルも良く…。

妹(タイッサ・ファーミガ)も美人ですが、個人的にはお姉ちゃんのほうが好きです。

あ、旦那さん役のピーター・サースガードは特に思い入れも何もありません。有名俳優ではありますが「ああ、マギー・ギレンホールの旦那さんね…」といった程度です。

ここからネタバレを含むよ!!

この娘、どこか変だ。

物語の骨幹でもある死産による空虚感や、二人の実子に加えて施設から養女を迎える点などに関しては…あれこれ書きません。

個人的にいろいろ思うところはありますが、同じ体験をしてもいないクセに知った風なことは言えませんから。

さぁさぁ、そんな小難しい事よりもエスターのヤベぇ感を語り合いましょうよ。

登場からすでに『おまえ9歳って絶対嘘だろっ!』という雰囲気を醸し出しているエスターではありますが、養女として迎えられてからのヤバさの加速感がたまりません。

同様に『子供がヤバい』という映画は多々ありますが、決して心霊現象でもなく、生まれ変わりでもなく、現実的な理由付けによってヤバさの裏付けをしているところは感服致しました。

まぁ『見た目は子供だけど実際は大人』という病気を現実的と言って良いのかどうかはわかりませんが…ハイランダー症候群とかありますし、アリなのではないかと。

見た目は子供でも大人!?ハイランダー症候群とは?
『一生見た目は子供のまま』『大人までは成長するが、その後は老けない』『死の間際に一気に歳をとる』などなど…ネット上であれこれ言われている奇病。
しかし医学的には認められておらず、都市伝説の域を出ない。

しかしロリコン入っている私としては、30過ぎてもこのルックスというのはむしろ歓迎したい。素晴らしいじゃないですか。

さらにこの性格ですよ。変人サイコさんですよ。まさに理想の嫁です!(笑)

えげつなさ最上級

冒頭はちょっとエグいですが、その後の日常的な流れにもこっそりと忍び込ませてくるホラー感のある演出が実に絶妙です。

過剰に煽るわけでもなく、一見ほのぼの展開なのだけれど…些細なワンカットで「むっ…」と何か不穏な空気を感じさせるような。お上手です。

それにしても本性を出してからのエスターのえげつなさときたら…惚れ惚れしてしまいますなぁ。

金庫から銃を取り出し、それでシスターを撃っちゃうのかと思いきや…ハンマー!!えっ!そっち!?そっち使うの!?(笑)

ケイトが亡き娘の代わりに育てていたバラを根こそぎ切ってプレゼントしてみたり、覚悟の腕折りでケイトを追い詰めてみたり。「バイス(万力)でそういう方向には折れないだろ!」というツッコミも忘れるような、文句のつけどころのないキッチーぶりにうっとりしてしまいます。

問い詰めるケイトに対し、日記を取り出してあれこれとエグい事を言うエスターも素晴らしい。

恍惚の表情でエスターを見ている私の隣で、うちのカミさんはボソッと「・・・殴りたい」と言っていました(笑)いやいや、私をじゃないですよ。エスターを、ですよ。・・・たぶん。

節穴パパと節穴カウンセラー

しっかしカウンセラーのオバちゃんはヒドかったですねぇ。

洋画は往々にして「おまえの目は節穴かっ!」と言いたくなるようなカウンセラーやセラピストが登場しますが、コイツもなかなかの節穴っぷりでした。

それに加えて…あまりにもジョン(旦那)の描き方がひどくありませんか?たしかに男ってこういうところありますけどね…。

結局最後までいいところ無しで刺殺されてしまう旦那が不憫でなりません・・・とか言いたいトコですが、もう自業自得としか言えません、この旦那なら。

しかし世の女性の方々、ジョンに対して「サイテー」とか言うのはまだ早いですよ。

もし私がジョンだったならば、エスターのお誘いに喜んで応えていましたから!

うほっ!こんなロリっ子からのお誘いですか!?娘だけど…まぁ血は繋がってないし、しかもカミさん家にいないし・・・いただきまーっす!!…てなもんですよ。

どうですか!真の『最低』とはこういう男の事を言うのです。さぁ私を罵って下さい!蔑んでください!もっとぶってください!!

可愛さ最上級

・・・というわけで。

一般的な目線であれば『エスターこわーい、やばーい。旦那サイテー』という感想になるのでしょうが、変人の目線では『エスターが素晴らしすぎて惚れる』という感想になりました。

しかしせめてもう少しルックスが・・・。イザベル・ファーマンもブサイクではないんですが、これじゃただのオバちゃん臭い子供だもんなぁ…。

なにはともあれ。主要人物の素晴らしい演技力のおかげで、しっかりまとまった良作品として鑑賞する事ができました。下手すりゃ中途半端なB級映画になりかねないような内容ですし。

物語全体に不気味な空気感を漂わせる演出も素晴らしかったです。うん。

ところがね、せっかく不穏でダークな雰囲気に浸っていても、マックスが出るたびにほっこりしちゃうんですよねぇ(笑)可愛すぎます。

いやいや、決して不適切な意味合いでの可愛いではないですよ。さすがにあそこまで幼いと私の射程距離外ですから。

作品中でジョンが言った「パパとママの『愛してる』と、エスターへの『愛してる』は違うんだよ」というセリフ、

まさにそんな感じです(笑)