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2019年作品で邦題が『生き埋め』、原題は『Żelazny most』、英題は『The Iron Bridge』の映画でネタバレ含む戯言を。

詳しくは後述しますが、この作品は検索するのが本当に大変なのよ・・・。

生き埋め (原題:Żelazny most)


2019年 ポーランド

諸事情によりキャスト等は省略

あらすじ

地下採掘会社で働くカクパーとオスカー。そしてオスカーの妻マグダ。三人は良き友人であった。

しかしある日、事故によりオスカーが鉱山に一人生き埋めになってしまう。

彼の身を案じるカクパーとマグダだったが、実は二人は男女の関係であり、オスカーが事故に遭ったその時もあんな事やこんな事をしていたのだった。

・・・といった流れで、どんな気分で見て良いのかわからなくなる作品。

Google検索、いい加減にしろ…と。

まったく、今のGoogle検索機能は本当にクソすぎる。

昔は単純に【ラーメン 厚切りチャーシュー】と入れて検索すれば、そのままそのワードが入っているページだけを片っ端から並べてくれたのですが、今はAIの進化(…とは思えない)により、こちらが何を検索しているのかを推し量って検索結果を出してくれるように。

要するにこちらが入力した単語を一旦Googleが(勝手に)解釈し、『じゃあコレでしょ?』とページを並べてくる。これのせいで今は本当に調べたいものが出てこないのよ。
(昔は『背景と文字色を同じにして大量にワードを並べる』というゲスなやり口が横行していたのは承知)

この『映画/生き埋め』も、Googleに【映画 生き埋め】と入力して検索すると、ずらーッと並ぶのは『映画/リミット』ばかり。そう、ライアン・レイノルズが箱の中でモゾモゾする姿を長々と見せられるあの映画ですな。

そして原題のZelazny most】で検索したとしても、それはポーランドにある湖の名前なのでそっちが出るだけ。じゃあ英語タイトルの【The Iron Bridge】でどうだ!?と頑張っても、そっちも特別な言葉ではないので映画は出ず。そこに【映画】を付け加えても、相変わらずGoogleが勝手に『映画は余計ですね。省いて検索しますね』とお節介。

もうホント、いい加減にしろ、と。

車のオートマもカメラのオートモードもそうですが、『より便利に』を目指したテクノロジーって、マニュアルでフルに使いこなせていた人間にとってはむしろ使い勝手が悪くなるだけなのよね。

Google傘下になったせいでYouTubeもそのノリに変わり、とにかく『〇〇〇で検索ですか?じゃあ・・・これなんかどうですか?』と、まるで人の話を聞かない店員のような対応でうんざり。

今の人はこれが便利なんですかねぇ。こんな『自分が見たいモノ』ではなく『Googleが見せたいモノ』を押し付けられるやり口、バカと無能しか喜ばねぇだろ…と思うんですけど。

鬱々とした誰得映画

…と、映画とは関係ない話が長くなりました。

しかしそれで良いのですよ。なぜならこの映画、

ロクに書くことないんだもの。

ポーランド作品ということで字幕翻訳が非常に不親切なうえに、時系列も単純明快とは言えない滑り出し。ある程度話の流れを掴むまでは「ん?んん?」となり、やっと流れを掴んだと思ったらそのままずーっと鬱々とした展開が続くのみ。

ハリウッド産サスペンスのようなドキドキハラハラの描写はなく、だからと言ってスペイン映画のように低温で煮込むような熱さも感じられず。

ただただモヤモヤを抱えた登場人物たちをモヤモヤした気分で見守り、モヤモヤした結末にたどり着き、モヤモヤ気分で鑑賞を終える。そんな作品です。

・・・ポーランドってこんな国だったっけ?

超個人的な戯言感想

とういわけで、今回は撤収。

映画の話よりもGoogle検索への不満のほうが長くなりましたな。

一応『不倫の三角関係』『旦那が生き埋め』『会社の利益のために見殺し』『残された妻と不倫相手』と内容は重く、それを主軸に人物の心情描写を味わう作品なのでしょうが・・・いかんせん映画的な要素が少なく、心情描写もリアルすぎてどんな気分になれば良いのやら。

当の本人達も複雑な心境でしょうが、それをそのまんま描かれてもこっちはなおさら複雑な心境よ。映画だぞ、これ。

おそらく日本国内に本作を鑑賞した人は数えるほどしかいないでしょうし、さらにわざわざネタバレ記事を調べてココまでたどり着く方などいないと思いますので・・・またネットの大海にゴミページが1つ浮く事となりました、と。