映画『インサイド・ミー』バンドでサイコのネタバレ戯言!

今回の1本は…ブラコンの女性ロックシンガーがサイコ野郎とハァハァする映画、『インサイド・ミー』です。

『映画/キラー・インサイド・ミー』に名前が似ているうえに、ジャケットもなんか意識してませんか…というデザインになっているのは日本の悪いクセ。原題は『Plush』です。

しかし「いやいや、そっちの作品は意識してませんよ!作中の詩からとったタイトルで、インサイド・ミーなんですよ!」と言い訳できちゃうところが上手でもあり、卑怯でもあります(笑)

インサイド・ミー
(原題:Plush)


2013年 アメリカ

主なキャスト:

エミリー・ブラウニング
ゼイヴィア・サミュエル
カム・ジガンディ
ドーン・オリヴィエリ
トーマス・デッカー
フランシス・フィッシャー

監督:キャサリン・ハードウィック
脚本:キャサリン・ハードウィック、アーティ・ネルソン

ネタバレ無しのあらすじ

ロックバンド『Plush』のヴォーカルを務めるヘイリー(エミリー・ブラウニング)は、弟でもありギタリストでもあるジャック(トーマス・デッカー)と共に、人気バンドとして多くのファンを魅了していた。

記者のカーター(カム・ジガンデイ)と若くして結婚し、二人の子供も授かったヘイリーだが・・・ジャックが薬物の過剰摂取により他界。

新曲もかけずふさぎ込む日々を送っていたヘイリーの前に、新たなギタリストとしてエンゾ(ゼイヴィア・サミュエル)という男が現れる。

エンゾの持つ不思議な魅力の前に、つい一夜を共にしてしまったヘイリーだが・・・

・・・といった内容の作品。

キャストで戯言

申し訳ないっ!好きな人は好きらしいのですが、私は主演のエミリー・ブラウニングという女優さんはよく知りませんし、魅力も感じませんでしたっ!

ファンの方ごめんね。好みは人それぞれという事で許してまげちょん。

そして私は音楽を題材にした映画は好きではありませんし(若い頃はバンド活動とかやってたクセに)、エロティックサスペンスと銘打たれる映画もちょっと苦手です(エロとサスペンスは大好きなクセに)。

じゃあなんでこの映画を選んだのよ!と言われれば・・・

大好きなカム・ジガンデイが出ているから・・が50%です。私の中では彼はキャム・ギガンデットなのですが、いつからか読み方が変わっていました。

あちらの俳優のカタカナ表記が変わる事って多いですよね。最初はアルファベット読みだったものが発音に合わせて変わったりするのは仕方ないのですが・・・ちょっと困惑です。ハリー・ベリーがハル・ベリーになったりとか。

そして残り50%は危険なサイコ野郎、エンゾ役のゼイヴィア・サミュエル

彼は『映画/ラブド・ワンズ』でとても良い演技をしてくれたので、もっと他の作品が観てみたい・・と思っていました。

イケメンのゼイヴィア・サミュエルが、メタクソに拷問される映画はこれだ!!
ついでに素晴らしい変人も観れるぞ!!

と、いうわけで・・・「動いているカム・ジガンデイとゼイヴィア・サミュエルが観れれば満足」といったチョイスです。

他にもドーン・オリヴィエリフランシス・フィッシャーなど魅力的な俳優が出演していますが、そのへんはおつまみ感覚で。

女性監督ならでは…

本作品の監督はキャサリン・ハードウィック。『映画/トワイライト~初恋~』の監督として有名な女性監督です。

この映画でも「あー、女性監督っぽいわー」という演出やセリフ、展開が多く、良いとか悪いとかは別としていつもと違う感じで鑑賞できました。

まずオープニングクレジットからしてスタイリッシュすぎてしゃらくさいです(笑)

そしてラブシーンは女性監督の作品のほうがエロいよね。

エンゾ=ノーマルに毛が生えた人

まず最初に言ってしまうと、この映画は「サスペンス」としては特に目新しい感触はなく、予想できる範囲内の出来事が起きるのをただただ受け入れていく…といった印象でした。

後半むき出しになるエンゾのサイコっぷりですが、漫画っぽいというか、いかにもっぽいというか・・・どうにも「真のサイコ野郎」の匂いを感じません。そのへんも女性監督作品っぽいです。

私の感覚では『映画/ムカデ人間2』のマーティくらいのインパクトがないと、サイコの呼び名を与えるには値しません。エンゾはただの「勘違い自己中心的ナルシスト野郎」です。ノーマルさんにちょっと太めの毛が生えた程度です(笑)

ムカデ人間?なにそれ?というノーマル野郎は、とりあえずどんな作品かくらいは知っておいたほうが良いぞ!
でも観るのはダメだ!特に2はトラウマ級の破壊力だぞ!!(笑)

ここからネタバレを含むよ!!

序盤はエロス・終盤はドロドロ

エロティックサスペンスと銘打っているからにはエロいシーンが観れるのでしょう。しかも女性監督とくれば、さらに期待してしまいます。

そして1発目。

エンゾの「マッサージしてあげるよ」のシーンは素晴らしかったです。

なんだよそのマッサージはっ!!(笑)

やはり期待通り、男にゃ描けないような甘美かつ濃厚さ。マッサージの部分をもっと引っ張って焦らすかと思いましたが、意外とすぐに行為に移行してしまったのが残念。

それでも十分にエロすぎ・・・いや、「エロ」というよりも「いやらしい」と表現するのが適切でしょう。こりゃヤヴァい。私のヤヴァンゲリオンが発進!してしまいそうです。

ていうかエンゾ、おまえゲイじゃなかったのかよ。アレか、バイってヤツか!?

私のように完全に女性しか性的興奮の対象にできない人間からすると、バイってちょっと羨ましいなぁ・・・と思ったりするのですが、どうなんでしょう。

つまり世の中の全ての人類が性の対象なんですよね?(容姿や年齢は別として)

いいなぁ・・・。

かくいう私も女性限定ではありますが、年齢は「8歳~58歳」くらいが性の対象ですので、一般の男性よりは対象範囲が広いです。

あ、通報はやめてくださいっ。大丈夫、あくまでも対象になるというだけで、実際に犯罪に手を染めてはいませんから。ホントですってば。

もっとリズム隊にも光を!

ストーリーとは関係ないのですが、とても気になった点が1つ。

なにげにマルチな才能を発揮してくるエンゾが撮影した「新曲PV」。その全編が見れたわけではないので、なんとも言い難いトコではありますが・・・

エンゾとヘイリー以外のメンバー、ほぼ写ってないよね?(笑)

作品中ではドラムのタトゥーロン毛がちょっと確認できた程度で、あとはずーっとヘイリーのドM映像と、エンゾのナルシスな映像、そして二人のエロティカルな映像です。

私も若かりし頃にバンド活動なんてやっていましたが・・・そうなんですよ。大抵のバンドは「ヴォーカル」と「ギター」にばかりスポットが当たるものなんですよ。もちろんそうじゃないトコもありますが、やはり他のパートが目立つバンドは少数派です。

・・・と、ベースとドラムをやっていた者としてちょっと悲しくなりました。

重い・・・

エンゾがカッコ良いので、まぁそれなりに観れていたところで・・・ヘイリーの妊娠が発覚しました。

ここからはもう、とにかく重いのなんのって。

観ていてうんざりしてくるような、昼ドラじみたドロドロ展開に気も重くなりました。うう・・・中盤以降、エロスもぜんぜん無いし・・・。

しかも期待していたカーター役のカム・ジガンデイが、全然いつもの彼じゃないんですもの。

あのニタニタした顔で嫌なヤツだったり、変なヤツだったりするのが彼の最大の魅力なのに・・・普通にイケメンの旦那さん役です。しかも寝取られ属性付き。

こんなの彼じゃない・・・。『映画/エクスペリメント』のような彼が観たいよう・・・。

よし!終わり!

と、いう事で唐突に締めに入ります(笑)

がははは。

だってホント、映画として何が面白かったかと聞かれても答えに困るような作品だったんですもの。

男と女の感情や感覚の違いなど…いろいろ面白い部分はあったのですが、やはり純粋に「映画」としては…私にはイマイチでした。

最後にエンゾvsヘイリーの泥プロレスの展開で、エンゾがビリビリと衣服を破いた時には「おおおっ!ここでさらに1発いやらしいのをかましてくるのか!?」とハァハァしたものの、残念ながらそっち方向へは行かず・・・。

ホースをエンゾの口に突っ込んで「カーター!!」と叫ぶと、しっかりカーターが蛇口のところでスタンバイしてたのはめっちゃ笑えました(笑)

でも彼、おそらくあの後カミラに殺られちゃうんだよね・・・。

映画ではああいう「犯人が看護師に紛れて・・」っていうの多いけど、ずいぶんと病院もザルだなぁ・・・(笑)