映画『パニック・マーケット』安っぽいCGと犬!ネタバレ戯言

サメ映画はお好きですか?私は全く好きじゃありません…。それなのにチョイスしてしまった『映画/パニック・マーケット』、完全に俳優目当てでの鑑賞になります。ネタバレを含みますのでご注意下さい…と言いたいところですが、この映画に「ネタバレ」なんてありません。

なお劇場公開時は『映画/パニック・マーケット 3D』として3D映画でしたが、日本での公開は無し。普通に「飛び出すような安いCGの2D映画』という仕様になっています(笑)

パニック・マーケット(3D)
(原題:BAIT)


2018年 オーストラリア・シンガポール

主なキャスト:

ゼイヴィア・サミュエル
シャーニ・ヴィンソン
ジュリアン・マクマホン
アレックス・ラッセル
マーティン・サックス
フィービー・トンキン
リンカーン・ルイス
カリーバ・ハイン
アリス・パーキンソン
ポメラニアン(犬)

監督:キンブル・レンドール
脚本:ラッセル・マルケイ、ジョン・キム

ネタバレ無しのあらすじ

水難救助隊員のジョシュ(ゼイヴィア・サミュエル)は、同僚ローリーの妹ティナ(シャーニ・ヴィンソン)とラブでほっこり。

しかし突如現れたサメにより、ブイの確認をしていたローリーが(すごく安っぽいCG効果を伴って)命を落としてしまう。

それから1年後…

ローリーの死は自分に責任があると感じティナのもとを離れたジョシュは、スーパーマーケットの店員としてグダグダと働いていた。

強盗らしき二人組が押し入ったり、地下駐車場ではバカップルがイチャついていたり、警官の娘が万引き犯だったり…無駄に多い登場人物に困惑しているところへ突如襲い掛かる地震と津波!

海水に満たされてしまった店内には、巨大なホオジロザメまで…

・・・といった内容を安い映像効果で楽しむ正統派B級作品。

キャストで戯言

サメなんてどうでも良いんです。どうせアホみたいなB級映画なのは覚悟していますから。とにかくゼイヴィア・サミュエルが動いているところを見れればそれでいいんですっ。

…という想いで鑑賞を始めたものの、「ホントに主人公?」と思ってしまうほどに存在感が薄く…(汗)

さらに彼の鬼気迫る演技力を発揮できるシーンも皆無、ただただ「そこにゼイヴィアがいる」というだけの映画でした。しかもそれすら忘れそうになるほど目立たないという(笑)

ところがどっこい、全く予想していなかった俳優が出ているじゃないですか。

彼の元恋人ティナ役には…シャーニ・ヴィンソン!おおおっ!

おそらくこの映画で彼女を初めて見た方は「ぜんぜん可愛くない」と感じたかもしれませんが…いえいえ、とてもキュートな方なんですよ。ぜひ『映画/サプライズ』を観て下さい。それでもダメだったら好みの問題なのでそれ以上推せません。

ついでに強盗犯(のマトモなほう)にジュリアン・マクマホンときましたか。『映画/シャッフル』でサンドラ・ブロックと共演してみたり、『映画/フェイシズ』ミラ・ジョヴォビッチと共演してみたり…隠れキャラみたいな俳優で嫌いではないです。

とにかく無駄に登場人物が多い作品ですが、彼ら以外に特に思い入れのある俳優はいませんでした。最後まで生き残る店員ナオミ(アリス・パーキンソン)のほうがヒロインよりも美人なのでは…と思っちゃったりしたくらいで。


ここからネタバレを含むけど、正直ネタバレとかどうでも良い内容だよ!

チープさを楽しもう

もう何をどう書いてよいのか悩むような内容なのですが…最初に映画的な視点からいきましょうか。一言で言ってしまえば…

ひどいB級映画です(笑)

とにかく冒頭からチープなCGを使ってチープなVFXを発揮してくるうえに、元が3D作品なものだから露骨に「飛び出せ!」な表現が多く、さらにチープさが目立ってしまうという…。

カメラワークも表現も安っぽく、本気でやっているであろう音響効果も笑ってしまうほど安っぽい。人物設定も薄っぺらい。

果ては『屋根まで水に浸かっても全く浸水しない車』『バッテリーに小細工すると車体が大爆発する車』『1Fは2m以上の浸水なのに地下駐車場は冠水しない。むしろ地下のほうが水位が低い』など、謎要素も盛りだくさん。

本気で設定やストーリーを考えるような作品ではなく、頭からっぽで「サメだー!」「グロだー!」と楽しむB級エンターテイメントの極みのようなものです。残念ながらお色気要素は皆無ですが…。

サメ好きと犬好きならば…

…というわけで、もはやジャンルの一つとなっている『サメ映画』が好きな方であれば楽しめる…かも?いやー、そっちに興味のない私には全然わかりません。

とにかくこんな作品に出演してしまったゼイヴィア・サミュエルが不憫でなりませんな。彼はどんな作品であろうとも手を抜かずに本気の演技を見せてくれるのが魅力なのですが、ドコにも発揮する場面がないんですもの。最後の『アクロバティックなアクションからの…テイザーガン発射!』はここぞとばかりにキメてきましたが、やはり少々スベッていますし…。

せっかくのシャーニ・ヴィンソンも、びしょ濡れ姿では髪がハゲ…いえ、おでこが目立ちますし。なにより女性が普段着でびしょ濡れだというのに、不自然なまでに透けを楽しめないというのはなんたることかっ。けしからん!

『犬好きな方』には無駄にハラハラドキドキできる展開が待っているものの、残念ながら私は犬も大嫌いなんですよね…。もうホント、どこに救いを見出してよいのかわからない映画でした…。チーン。