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今回は誰が見るのか超B級作品『映画/ファイナル・デッド』でネタバレ含む戯言ですが・・・余計なお世話ばかりのGoogle検索では『犬』を付けないとこの映画の情報にたどり着けないという…(笑)

ファイナル・デッド


2006年 アメリカ

キャスト:
エリック・ライヴリー
オリヴァー・ハドソン
ミシェル・ロドリゲス
タリン・マニング
ヒル・ハーパー

監督:ニコラス・マスタンドレア
脚本:ロバート・コンテ、ピーター・マーティン・ワートマン

ネタバレ無しのあらすじ

バカンスを楽しむため、自家用機で孤島へとやってきた男女5人。

しかしその島は狂暴な犬たちが多数潜んでいた・・・。

…で掴みは終わり。それ以上でもそれ以下でもない作品。

タイトルで戯言

まず触れておかねばならないのが、この『ファイナル・デッド』というタイトル。

某有名『ファイナル・デッド』シリーズに慣れた方ならば、「ファイナル・デッド・・・なんなの!?その後は!?」と、尻切れでえらく中途半端な気分にさせられるタイトルですが、残念ながらその先はありません。ファイナル・デッド、で終わりです(原題は『The Breed』)。

このタイトルのせいで、Google検索窓に『映画 ファイナル・デッド』と入力しても、余計なお世話で『ファイナル・デッドコースター』の記事が出てくるだけ。まったく、最近のGoogleは「こちらが調べたいもの」ではなく「Googleが推したいページ(無関係な場合も多々)」ばかり優先してきてイヤになりますなぁ。

そんなわけで、本作を調べたいならば『映画 ファイナル・デッド』に加えて『犬』を付けないとたどり着けないという悲しい結果に。おそらくこの記事もそうしないと検索結果にすら出ません(泣)

キャストで戯言

どう考えても『完全B級・無名俳優映画』の匂いしか漂ってこないこの『映画/ファイナル・デッド』

ところがどっこい、映画通ならば一度は見たことがあるであろう(そして忘れているであろう)俳優が1~2人と、大物も1人。

まずは主演・・・は、どの人かいまいちわかりませんが、最もメインっぽい兄弟の弟マット。

彼を演じるエリック・ライヴリーは、あの『せっかくの超良作をクソ続編で汚した』と言われる『映画/バタフライ・エフェクト2』の主演だった人ですぞ! いやぁ、あの続編は実にクソでした。

その彼女、ニッキー役は今や大物女優のミシェル・ロドリゲス

本作は2006年公開作品なので、もうそれなりに名前も売れ始めている頃だと思いますが…なぜこんな安っぽい(失礼)作品に出たのやら。

ついでにもう一人の女性サラ役のタリン・マニングは、クリント・イーストウッドの娘であるフランチェスカ=フィッシャー・イーストウッドが親のコネで主演を務めた『映画/ザ・ボルト 金庫強奪』にも出演していましたが・・・見た人は少ないかと。

ネタバレ1分あらすじ

上記の『ネタバレ無しのあらすじ』もあっさりしたもんですが、ネタバレを入れたところでさほど変わりは無し。

『ファイナル・デッド』
ネタバレ1分あらすじ

バカンスを楽しむため、自家用機で孤島へとやってきた男女5人。

ところが島には狂暴な犬が多数おり、噛まれた人間は何かに感染したっぽい症状に。しかし『めちゃ腹が減る』『ちょっと攻撃的になる』といった程度で、ゾンビになったり目が赤くなったりはせず微妙。

とりあえず犬たちとありがちな攻防を繰り広げつつ2人やられ、最後は意外に多めの3人で島を脱出!

ほっとしたのも束の間、脱出に使用したボートにはすでに犬が乗っていたのでした。グワー!!…で終幕。

こんなもんです。

特に『ものすごく面白い展開』も無けりゃ『驚愕のどんでん返し!』も無い。
「もしかしてこれは何かの伏線か?」と思わせるような演出が稀にあるも、結局伏線でもなんでも無い。

さらに肝心の犬たちはゾンビ犬でもなけりゃミュータント犬でもない、ごくごく普通の見た目の愛らしいワンちゃんなので怖さも無い。

まさに無い無い尽くしで、どこに面白さを見出してよいのか迷うような作品ですな。

それでいて、しっかりと最後は『一件落着・・・かーらーのバッドエンド!!』というオマケ付き。これが良いか悪いかは別として、あのまま普通に3人脱出できましたー…ではホント屁ぬるいだけの映画で終わってしまったかと。

ちなみにミシェル・ロドリゲスが決めゼリフとして放つ「クジョーによろしく」、若い人はなんことやら意味不明だったと思いますが、昭和生まれの人間としては「あー!あったあった!!そんなタイトルの犬ホラー映画!!」と懐かしい気分にさせられましたなぁ。

超個人的な戯言感想

・・・というわけで、特に名作でもなけりゃクソでもない、いたって普通の『犬が見れるパニックホラー』だった『映画/ファイナル・デッド』

犬好きならば楽しめ・・・はしないですか、バットで吹っ飛ばされたりしますし。

お色気要素も皆無なので、そっち目当てで見ても肩透かしを食らうだけですぞー。