『ラザロ・エフェクト』怖いが見づらい、タンクトップ映画

もし死んだ人を生き返らせる事ができたら・・・なんて事を一度は考えてみたりしますが、それを科学の力でホントにやったら大変な事になっちゃった作品、『映画/ラザロエフェクト』を引っ張り出してきました。

初回鑑賞時と、その後何度か見返してみた時で印象が変わる映画は多々ありますが・・・この映画は何度見ても感想は同じ。「後半見づらいっ!」と「エヴァのタンクトップ姿から目が離せない!」です(笑)

名前が似ているので、名作『映画/バタフライ・エフェクト』とごっちゃにされる事もあるらしく、続編やらラザロ・エフェクト2やらで検索されているようですが・・・本作に続編はありません。バタフライ・エフェクトのほうは素晴らしい出来栄えの2とクソ作品に成り下がった3が出ています。

ラザロ・エフェクト
(原題:The Lazarus Effect)


2015年 アメリカ

主なキャスト:

オリヴィア・ワイルド
マーク・デュプラス
サラ・ボルジャー
エヴァン・ピーターズ
ドナルド・グローヴァー

監督:デヴィッド・ゲルブ
脚本:ルーク・ドーソン、ジェレミー・スレイター

ネタバレ無しのあらすじ

フランク(マーク・デュプラス)とその婚約者ゾーイ(オリヴィア・ワイルド)たち研究者グループは、『ラザロ血清』の研究に没頭していた。

それは当初、昏睡患者の治療薬として開発を始めたものだったが、研究を進めるうちに「死者を蘇らせる」という目的に変わり、ついに一頭の犬を蘇生する事に成功する。

しかし・・・アレコレと大企業の思惑やら大人の事情やらが渦巻き、その研究結果を横取りされそうになったフランク達は「そんなん許せるか!もういっちょやったる!」の勢いでこっそり蘇生実験を再開。しかしその実験中にゾーイが感電死してしまう。

愛する婚約者を失ったフランクは「人間にラザロ血清を使用する」という禁断の行為に手を出してしまうのだが・・・

・・・といった内容の作品。

キャストで戯言

非常に魅力的な俳優が揃っているこの作品。

主演のオリヴィア・ワイルドはちょっといろんな女優とキャラがかぶりますが、インパクトのある良い演技をすると思います。でもなんか変な役どころ多いよね、この人。

そして彼目当てで鑑賞した人も多いであろう、エヴァン・ピーターズ。『ドラマ/アメリカン・ホラー・ストーリー』シリーズでおなじみの、ちょっと頭のイッてるナイスガイです。本作でも抜群の安定感でちょっとイッてます(笑)

ゾーイに恋する内気な青年、ニコを演じるドナルド・グローヴァーは映画出演は少ないですが、音楽だったり脚本家だったりプロデューサーだったりコメディアンだったりと…多方面で活躍している方のようですよ。

ディズニーアニメをフルCGリメイクした『映画/ライオンキング』(2019年公開)では、彼がシンバの声を吹き替えているそうです。私はたぶん一生観ないと思いますけど(笑)

そしてこの映画、影の主演女優サラ・ボルジャー。最初に登場した時には「お?可愛い・・かな?」くらいの感じなのに、中盤以降にタンクトップ姿になってから破壊力が倍増します(笑)

細目で華奢な体型よりも、肩幅がしっかりしていて胸板のあるタンクトップは個人的にツボです。

彼女単体で見ると普通よりちょっと可愛いくらいなのですが…オリヴィア・ワイルドがかなりキッツい顔立ちなのので、相対的に彼女がとても可愛らしく見えてしまうんですよね。。。

フランク役のマーク・デュプラスはどうでも良いです。楽天カードマンを膨らませたようにも見えますし、タカ&トシのライオンTシャツ着ているほうにも見えますし。

酷評目立つ作品

あまりアテにならない大手映画批評サイトRotten tomatoesでの本作の評価は3.8点(10点満点)、支持率は14%と・・・なかなかの酷評です。

日本国内での評価はそれよりちょっと高めのようですが、それでも中の下といった感じ。

ありきたりな展開と、中途半端なホラー感がよろしくないようです。

うん、わかります(笑)

たしかにどこを向いて見りゃ良いのかわからない作品ではあるんですよね・・・。

SFサイエンス系と思って見てると「オカルト系ホラーかよー!」となってしまいますし、そっちを期待して見ると終盤に至るまでがダラダラしているだけになってしまいますし。

映画の切り口は悪くないと思うのですが、展開に間延び感があってもったいない気がします。それと最後の展開がちょっと・・・。


ここからネタバレを含むよ!!

出よう!→出ない→出よう!→出ない(笑)

冒頭から中盤までの展開は、けっこう好きなんです。

ホラーとしてではなくリアルスリラー系として見ればなかなか面白い展開ですし、とにかく俳優陣が魅力的なので飽きる事なく鑑賞できます。

・・・が、再実験のために研究所に侵入したあたりからグダグダ感が。。。

「ヤバいよ、もう出よう!」「よし、出るぞ!」

のはずなのに、なんか研究所を出ようとしない。

「もう出るぞ!いそげ!」

となっているのに、ゾーイをゆっくり休ませたりして、結局出ない(笑)

扉が閉まっていたりゾーイがおかしくなったりで…その場に留まらせるための理由付けはしっかりあるのですが、どうにも薄っぺらい感が出てしまうのはなぜでしょう。もういちいち「ヤバい!出なきゃ!」のくだりは入れなくて良かったのでは・・・とすら思います。

エヴァがタンクトップ姿になっていなかったら…。もしくはゾーイの復活以降、再び上着を着てしまっていたら…。私はおそらくオヤツに手が伸びていたでしょう。

ありがとうエヴァ。できればもうすこし胸の谷間が見えたら最高でした。

ゾーイの精神世界

「リアルSF系?」からの「え?超能力!?」に転じて「脅かし系ホラー!!」の流れはまぁ良いんです。良くはないけど、良いんです。受け入れます。

しかし、そこに『ゾーイの精神世界』の演出をぶっ込んでくるのがどうも・・・。

序盤から盛り込んであった要素ではあるのですが、結局のところ「子供の頃にアパートで火事があって、それはゾーイが火をつけたのだった」というのが明かされるだけで、そこを深く掘り下げているわけでもなく。

どうにも彼女が抱えている罪悪感と、一連の騒動や行動の関連性がイマイチつながりません。もっと重要なポイントとして扱ってもよかったのでは・・・。

終盤、一人生き残っているエヴァが再び彼女の精神世界に取り込まれ、そこで幼いエヴァに出会い、彼女が手にしているマッチを見て事の真相に気づき・・・「あなたは悪くない」「ドアを開けて」のくだりは…

いやいや!めっちゃ悪いよ!!(笑)

とツッコまざるを得ませんでした。

火をつけた理由付けが全くないんですもの。虐待があったとか、隣人と何かあったとか、そういうのを全く描かれずに「アパートに火をつけて死人を出した」だけでは、ただのヤバい子供です。

もしかしたらアレでしょうか、ゾーイの中にある暴力性・危険性などを表現したかったのでしょうか・・・。申し訳ない、尻と変態が8割を占めている私の脳ミソでは感じ取れませんでした。。。

もうグダグダ

そんなこんなで、終盤の展開はグダグダな感じが多い印象でした。

とにかく停電から始まる画面の暗さが見づらい。しかもただ暗いのではなく、時々パッパッと明るくなる系のアレです。この演出、あまり好きじゃないです。

たしかにあのへんをパーッと明るい研究所でやってしまっては恐怖感が薄れてしまいますが、もうちょっと見やすくメリハリをつけて欲しかった気もします。

で、先ほど書いた精神世界での「あなたは悪くない」「ドアを開けて」のやりとりがあり、ドアが開いて光が溢れたら・・・ゾーイの胸に注射器がぶっ刺さってました(笑)

さらに「ごめんなさい」「本当にごめんなさい」と繰り返すゾーイに対し、騙されないぞ!とばかりに首に注射器をどりゃー!!

非常にやっつけ仕事感のある終わらせ方です(笑)

追い込まれすぎてエヴァの顔も表情もぐちゃぐちゃなので、お世辞にも可愛いとは言えない状態になってしまっており・・・もう何を見て心を落ち着ければ良いのかもわかりません。

まぁ最後まで生き残って良かったですよ。相変わらずセクシーなタンクトップのままですし。

ほら、誰か入ってきた・・・あれ?クライロニス製薬の人でもなく、警備でもなく、普通に救助隊?なぜ?

・・・ゾーイでしたー!(泣)

アレコレ書いたけど…

いろいろケチをつけるような事を書きましたが、映画としてはけっこう好きです。面白かったです。

ただし、魅力的な俳優陣だったからこそ・・の評価ですけど。

これが全く知らない俳優で、しかもクソ演技のC級キャスティングでやられていたら・・・やはり評価は低くなっていたかもしれません。

大事ですね、俳優って。

最後の最後にゾーイがフランクを蘇生させたのには「そんな膨れた楽天カードマンよりも、エヴァもしくはクレイを蘇生させてくれ!」と思ってしまいましたし(笑)

個人的にあそこは「やっぱり彼を愛していた」ではなく「あなたにも同じ苦しみを」という怖い意味合いで捉えましたが・・・皆さんはどう感じましたか?

ぜひご意見をお聞かせ下さい。女性限定で、タンクトップ姿の写真を添えたうえでメール下さい。心からお待ちしております。