映画『エミリー 悪夢のベビーシッター』…実話?ネタバレ戯言

今回は『映画/エミリー 悪夢のベビーシッター』でネタバレ戯言を。なにやら「実話を基にした」という噂もありますが、果たしてその真相は?…というか、誤って『悪魔のベビーシッター』と表記している感想系ブログが多過ぎです(笑)

エミリー 悪夢のベビーシッター


2015年 アメリカ

主なキャスト:

サラ・ボルジャー
ジョシュア・ラッシュ
カーリー・アダムズ
トーマス・ベア
クリス・ビーテム
スーザン・プールファー

監督:マイケル・セリン
脚本:リチャード・レイモンド、ハリー・ハーベック

ネタバレ無しのあらすじ

結婚記念日を二人きりで祝うため、三人の子供たちをアンナというベビーシッターに預けて外出するトンプソン夫妻。

しかしこのベビーシッター、実はアンナではなく…名前はエミリー(サラ・ボルジャー)。

中身もかなりヤバいお人で、そりゃもうベビーシッターとしてあるまじき行為の連発。というか人としてアウト。

果たしてエミリーの目的とは……

・・・といった内容の作品。

実話??

なぜか『実話』というキーワードとくっついていることが多い『映画/エミリー 悪夢のベビーシッター』

決して実話ではありませんし、実話ベースの作品でもございません。

おそらく1977年アメリカで起こった『ベビーシッター事件』がその原因かと思われます。

ルイーズ、ベビーシッター事件とは?

1977年、アメリカ・マサチューセッツ州にて、イギリス人ベビーシッターのルイーズ・ウッドワード(18才)が生後8ヶ月の赤子を殺害した疑いで逮捕された事件。

当初は殺人罪で禁固15年が言い渡されたものの、最終的には「殺意はなかった」として279日の禁固刑となった。

しかし詳細には不明な部分が多く、未だ謎が残るミステリー事件として扱われることもしばしば。

このルイーズ事件にて彼女の不気味な言動が『悪魔のベビーシッター』(悪夢のベビーシッターとされている場合も)と呼ばれた事から、これを本作の元ネタ事件と勘違いしたり、検索ワードがごっちゃになったりしているようです。

内容も全く異なりますので、決してこの映画の元ネタとなっているわけではないようです。

まぁありがちな「実際の事件からインスピレーションを受けて…」といった程度ならあるかもしれませんけど。

キャストで戯言

いやぁお久しぶりです、サラ・ボルジャー様!

映画/ラザロ・エフェクト』でセクシーなタンクトップ姿を披露してくれたあなたにまたお会いできるとは。相変わらず適度にムッチーンな体型とファニーなお顔で魅力的ですなぁ!

…と思ったら、ラザロ・エフェクトと本作は同年映画。あちらを公開直後に鑑賞していたため、約5年ぶりの再会となっていたのでした。どうりで「歳とらないなぁ…」と思ったはずですよ(笑)

あ、今回は彼女以外のキャストの戯言はありません。

知らない人ばかりですし、わたくし生意気な子供は嫌いでして…。

ここからネタバレを含むよ!!

グイグイくる前半

冒頭にアンナがさらわれるシーンやエミリーが靴についた血を拭うシーン、アンナの母親らしき人物が怪訝そうに顔を出すシーンなどを惜しげもなく見せちゃっていますので、『ええ!?実はアンナじゃなかったの!?』というドンデン返しは無し。

もう鑑賞者も最初っから

コイツはヤバいヤツです

という前提でお話を見る事に。というかタイトルもパッケージもネタバレしていますしね(笑)

どうでも良い話ですが、ちょっと異常性のある人間だとすぐにサイコパスサイコパス言うのやめませんか?得意気に「こいつサイコパスじゃん!」とか言っている方、意味わかって使ってます?

…と、話がそれました。

本物のアンナではない事は承知の上ですし、ベビーシッター業開始早々から「ちょっとアレ」ですし、鑑賞者は『果たしてコイツは何が目的でベビーシッターを装い、子供たちにこんな行為をしているんだ?』というのが気になるポイント。

その点、物語の前半は実にイイですな。なんとも言えない不気味さと怪しさが漂っています。「年端も行かぬ子役に何持たせとるんじゃ!しかも袋開けさせんなっ!!」とツッコミたくなるシーンもありますが、そのあたりもイイ。

しかも挙句の果てに、

幼い子供たちに両親の夜の営みを見せる

という禁断の行為まで。ヤメテー!それは大人になるまでトラウマになるから本当にヤメテー!!(泣)

一気に雑になる後半

…と、そこまでは非常に面白くて良いんです。

しかし肝心の『エミリーはなぜこんな事をしているのか』を、そりゃもう懇切丁寧に映像付きで説明したあたりから怪しい雲行きに。

そこからは映像も演出もカメラワークも脚本もとにかく「雑」の一言。どうやら照明さんもやる気を無くしたらしく、家の電気を全て落とすという展開に突入。もう暗すぎて見づらいったらありゃしない。

エミリーが『この子や!この子が理想の子や!』と思ったのなら、さっさと共犯の男が家に駆けつけて拉致していけば済む話なのに、なぜか無駄に両親を監視し続ける男。ほろ酔い気分のトンプソン夫妻が帰ろうとすれば「帰られたら困る!」と足止め。…が、失敗自爆でチーン。

あまりにもあっけなさすぎて「こりゃ裏があるに違いない!」という鑑賞者の疑いも華麗にスルー。

もうツッコむ気すら起きないまま、なんじゃそりゃ展開を繰り返し…一件落着ですか。

どうしたの!?監督、途中で嫌になっちゃたの!?

超個人的な戯言感想

…というわけで、めっちゃ美味しいと思って食べてたら中身がこし餡(超苦手)だったような気分にさせられた『映画/エミリー 悪夢のベビーシッター』

もう「前半90点・後半10点」ですよ。あまりの急落っぷりに屁も出ない。

お友達のハウィーまで殺られた!と思ったら、しっかり無事(頭怪我してるけど)だったのは安心しましたけどね…。そしてエミリーもとりあえずは逃げおおせたようで…。これから先どうするんでしょ、この人。

これが逆に前半10点・後半90点ならば面白い映画と思えたのに…。物事の順番って大事ですねぇ。