映画『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々/魔の海』

この手の映画は全く観ない人なのですが、前作に引き続き鑑賞してみました「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々/魔の海」です。

一作目がちょっとアレな出来だったので・・・正直不安が大きいのですが、やはりアレクサンドラ・ダダリオ見たさのチョイスです。ローガン・ラーマンはオマケです。

パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々/魔の海
(原題:Percy Jackson: Sea of Monsters)

2013年 アメリカ

主なキャスト:

ローガン・ラーマン
アレクサンドラ・ダダリオ
ブランドン・T・ジャクソン
ダグラス・スミス
ジェイク・アベル
レヴェン・ランビン
スタンリー・トゥッチ
ネイサン・フィリオン
ロバート・ネッパー

監督:トール・フロイデンタール
脚本:マーク・グッゲンハイム

原作はリック・ライアダンの小説「魔海の冒険」

ネタバレ無しのあらすじ

オリンポスの神ポセイドンと人間の間に生まれた半神、パーシー(ローガン・ラーマン)は、訓練所と呼ばれる施設で他の半神達とともに鍛錬に励む日々を送っていた。

しかしある日、訓練所を守っているタレイアの樹が何者かの手によって枯れかけ、防壁は破られる。

訓練所を守るため、金の羊毛を求めて旅へ出たパーシーとアナベス(アレクサンドラ・ダダリオ)、グローバー(ブランドン・T・ジャクソン)の3人・・・と、自らもポセイドンの子であるという、キュクロプスのタイソン(ダグラス・スミス)。

だが旅立った彼らの前に、かつてパーシーに稲妻泥棒の濡れ衣を着せようとしたルーク(ジェイク・アベル)が立ちはだかる。彼もまた金の羊毛を求めており、クロノスの復活を目論んでいたのであった。

・・・・といった内容の作品。

キャストで戯言

前作から3年が経過してしまったので、主演のローガン・ラーマンもだいぶ大人になってしまいました。少年役としてはギリギリ感が漂います(笑)

そして個人的にアレクサンドラ・ダダリオは暗い髪色のほうが似合う気がします。金髪だと彼女の魅力の1つでもある独特な瞳の色が際立たないんですよね・・・。

前作でのケイロン(ブルナー先生)はピアース・ブロスナンでしたが、今作でのケイロンはアンソニー・スチュワート・ヘッド。これは「前作とは別のケイロン」という事なのかもしれませんが・・・シリーズものでキャストの途中変更は萎え要素でもあります。

とにかくキャスティングは全体的にパワーダウンした印象がある本作ですが、予算の都合なのか大人の都合なのか・・。前作でユマ・サーマンを使い捨てしてみたり、ショーン・ビーンを起用してみたりしていたのが嘘のような、地味なキャスト陣になってしまいました。。。


ここからネタバレを含むよ!!

あれ?こんな話だっけ?

物語は前作でも登場した「訓練所」から始まります。・・・が、あれ?こんな場所だったっけ?

めちゃ地味で古臭いイメージだった前作の訓練所に比べ、華やかで現代的な雰囲気に変わっています。たくさんのデミゴッド達の服装も華やかです。ん?デミゴッド・・・ではない?ハーフゴッド??え?

神と人間の子たちの名称も「デミゴッド⇒ハーフゴッド」に変わっています。そういうのヤメテー。

前作のあまりにも無個性、地味、魅力のない訓練所に「某メガネ魔法使い少年が通う、魔法学校みたいにすれば良かったのでは・・・」と思いましたが、そんな感じに変わっています(笑)とって付けたように教官達や施設の描写も加わっています。

ファンタジーがパワーアップ!

とにかく私が感じた前作の印象は「地味」です。そして「中途半端に真面目すぎ

ところが今作の華やかさときたら・・。ものすごく「ファンタジー要素」が強くなっています。

映像も演出も、いかにも空想の世界っぽい方向に変わった事で全体的な派手さが増し、ドキドキワクワクの冒険活劇っぽさがパワーアップしています。

前作もこのノリで作ってくれていれば!・・と悔やまれます。

コメディもパワーアップ!

序盤の訓練所を旅立つタクシーのくだりから「なんだこりゃ。こんな話だっけ!?」といった印象はマックスに。

あちらでよくあるファンタジーコメディのノリそのまんまです。まさかそっち方向で来るとは思っていなかったので最初は戸惑ってしまいましたが・・・慣れてくると悪くない。むしろ良い感じです。

やはり監督と脚本が変わると、作品として別モノになってしまうんですね。

個人的には圧倒的にこの2作目のほうが大好きです。

最初からこの雰囲気で作っていれば、コケる事もなかったのでは・・・(笑)

敵もパワーアッ・・・あれ?大丈夫?

前作終盤に「敵」となってしまったルークですが、今作は最初から敵側として登場します。

しかし・・・ちょっと痩せた?こんなに疲れた顔してたっけ?

さすがに3年も経過すると俳優さんのイメージが変わってしまったりしますね。もうちょっとギラギラした印象があったんだけどなぁ、彼。

しかし今作の最大の敵はルークではありません。CG製のでっかいクロノスとの闘いが待っていますから。

それはもうデカく派手。しかもお供の仲間はロクにクロノスと戦いません。アナベスも、優秀なはずのクラリサも、なんか周囲で雑魚をペチペチやっているだけ。もうちょっと彼らにも見せ場を与えてあげたほうが・・・あれ?パーシー勝っちゃった?

弱っ!クロノスめちゃ弱っ!!(笑)

なんかバラバラと破片を飛ばしたり、VFXを駆使したりで頑張ってましたが・・・わりとあっさりヤラレてしまいました。復活したばかりで本調子じゃなかったんでしょうか・・・。

ツッコミどころ満載。しかし許せるっ。

相変わらず「あれ?」と思う展開や、セリフ、設定は健在です。しかし細かいことを気にしていたらファンタジーなんて見れません(笑)

前作は作品そのものがちょっとアレな出来だったので「なんじゃこりゃ」という感想しか残らなかったのですが・・・今作は全然OKでした。無理のある展開?ツッコミどころある設定?よいよい、許すっ!楽しかったから!

そんな感じです。

キュクロプスのタイソンには胸が切なくなりました。とても良かったです、彼。

それにしても俳優としてはどうなんでしょうね。顔が出たのはミストを使用していたわずかな間だけ。あとはずっと1つ目です。そしてサングラスをかけている間は亀田興毅に見えます(笑)

続編に期待・・・(笑)

せっかくクソ作品から面白い作品に変わったというのに、続編はもう期待できないようです。

ローガン・ラーマンも「オファーがあれば僕としては喜んで受ける。でも・・・無いだろうね」といった旨のコメントをしていますし、なにより「パーシーが20歳になるまでの間、いろいろな苦難が待ち受けている」という設定がもう無理です。

ローガン・ラーマンはもう20代後半ですし、アレクサンドラ・ダダリオに至っては30歳をこえています(笑)

「最初から2作目のノリで、ポンポンと続けて作って欲しかった!」というのが個人的な感想ですが・・もはや叶わぬ夢。

今作のラストで登場したタレイア(の俳優さん)も可哀そうに。続編では重要キャラになりそうな雰囲気でしたが、出演は一瞬だけでした。

というか・・・子供の頃に死んで樹になったのに、普通に歳とってたんですね。しかも人間と同じペースで。

なにはともあれ、惜しいシリーズを亡くしてしまいました(笑)

もっとアレクサンドラ・ダダリオが観たかったなぁ・・・。