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はい持ってきました『映画/バニー・ザ・キラー』 ネタバレがどうとか評価がどうとかなんて関係ない。まさに超C級ホラーコメディの極みとも言える駄作でございます。

フィンランド映画は「なんじゃこりゃ!?」な作品が多いため、かつては『フィンランド=素敵で幸せな国』というイメージだった私も徐々に疑問を感じ始めていましたが・・・もはやこの映画で完全に『フィンランド=変態大国』というイメージが定着。

頭おかしいよこの国の人たち。

バニー・ザ・キラー


2015年 フィンランド

主なキャスト:

ルーペ・オレニウス
ヤーリ・マンニネン
エンニ・オユトカンガス
ヴェーラ・W・ヴィオ
オリー・サレンパー

監督:ヨーナス・マッコネン
脚本:ヨーナス・マッコネン

ネタバレ無しのあらすじ

山小屋にバカンスに訪れた有名作家。

しかし謎の男たちに拉致され、謎の注射を打たれた彼はチン〇ンぶらぶらのウサギ人間になってしまう。

そして時は過ぎ…山小屋を訪れた男女のグループ(+オマケ3人)。

無駄に多すぎる登場人物と無駄に展開される余計なストーリーを織り交ぜつつ、結局のところはチ〇チンぶらぶらウサギ人間に「プッシー!プッシー!」と追い回されたり、殺されたり。

あらすじとかストーリーとかどうでも良い流れで…人が殺されてはプッシー!殺されてはプッシー!の繰り返し。

・・・といった内容の作品。いや、内容なんてありません。

マトモなのは約2分だけ

フィンランドの美しい冬景色。

山小屋を訪れる作家、荷物を手渡す運転手。

・・・まるで普通のミステリー作品のような滑り出しじゃないですか。

しかし「思ったよりもマトモな作品なんじゃないだろうか…」と思えるのは冒頭約1分半のみ。

覆面男が登場した時点で『これはB級(以下)の作品です』と死刑宣告されるわけです。

パンツ一丁で騒ぎながら迫真の演技を披露する彼を、いったいどんな目で見守れば良いのだ・・・。

グダグダを超えたカオス感

もうとにかく無駄に登場人物が多い。多すぎる。そして無駄なサブストーリーも多すぎる。

一応全員キャラは立っており脇のストーリーもそれなりに繋がっていくので、完全に無駄とは言い難いものの・・・肝心のウサギ人間が登場するまではゴタゴタしすぎでダルさ爆発。

さらに文化の違いなのかなんなのか、随所に理解不能な設定と展開が混ざりすぎていて話がまるで入ってこない。

これ、フィンランドの方はすんなりと見れるんですかね?私が日本人だから意味がわからないだけ?

とりあえずウサギ人間が登場するまでは『適度なエロス』と『適度なバカさ加減』を楽しむ以外に価値を見出す事ができませんでした。うーむ。

プッシー!生のプッシー!(笑)

何を見せられているのかわからん序盤を切り抜け、ようやく念願のウサギ人間が登場。

・・・が、念願のウサギ人間が登場してからも相変わらず中途半端な笑いと中途半端なスプラッタ、そして中途半端な下ネタ。

もうどこがヒドいとか説明できないほどにヒドい(笑)

見ているこっちが「ん?ん?」と思いながらどんどんストーリーが進み、自慢のチンチ〇をちぎられて反撃を喰らうウサギ人間。

なにやら盛り上がるBGMをバックに、ちぎられた自分のチ〇ンチンで殴られるウサギ人間の姿をどんな気分で見ればよいのか…。

しかしそれだけでは終わらない。そこから物語はさらに加速し、『400%理解不能なカオス世界』へと飛び立っていく始末。

もうここまでの展開のほうがよっぽどマトモでしたな。

そして迎えるグランドフィナーレ。壮大な音楽が流れつつ美しい映像と共に勇者たちのエンディングとなるわけです。

あれ?ロード・オブ・ザ・リングとか見てたっけ?と思えるような、無駄にカッコ良い締めっぷりは脱帽を通り越して脱糞レベル。

もはや何も言えんよ。

もしかして本当は素晴らしい大作映画を見ていたのではないか?心に何も残っていないのはこちらに落ち度があるのではないか?…という錯覚すら覚えますな。

エンドクレジット後…

生き残ったのは3人だけか…あれ、そういえば逃げたオナ〇ーボーイはどうした?

などと思っている間に流れ始まるエンドクレジット。しかしこの手の作品は最後にオマケ映像がついているのが定番なので、しっかり本作もオマケあり。

オマケはやっぱりオ〇ニーボーイのその後です。

・・・ん?・・・ん?なんだこれ?・・・童貞様!?(笑)

輪をかけて意味のわからない展開からーの、感動的な音楽かーらの・・・その『顔』で終わりかっ!!!

いやー、素晴らしい。本編よりもこのオマケのほうが遥かに面白いってなんなのよ。

超個人的な戯言感想

…というわけで。

なんでしょう、たしかにつまらないと言えばつまらないんです。

しかしここまでわけがわからない展開が続いてしまうと『つまらない』よりも『わからない』が大きすぎて、意外と面白かったんじゃないか…とすら思えてしまう。

例えるならアレですよ。

SNSで知り合った女の子(顔は知らない)と直接会うことになりドキドキしながら待ち合わせ場所に行ってみれば、可愛いとか可愛くない以前に…

予想外に異国の人だった

みたいなもんですよ。

そのまま遊んだり食事したり〇〇〇したりしたものの、楽しかったとか楽しくなかった以前に…

最初から最後まで何を言っているのか理解できなかった

みたいなもんですよ。

それを「どうだった?」とかニヤニヤしながら聞かれても困りますって。

なにやらフィンランド産の良映画もあるそうですので私がハズレばかり引いているのかもしれませんが、結論としては…

やっぱりフィンランド人はどうかしている

としか言えませんな。

いやいや、誉め言葉ですよ。ホント、素晴らしい国だと思います。

どんどんこういった映画を世界に発信し、もっと『フィンランド』という国のイメージを変えていっていただきたいものです。