【当ページには広告が含まれています】

今回はこれまたヤバい映画、『デッド・ノート』でネタバレを含む戯言を。名前を書かれた者は死ぬ…というデスノート的な謳い文句を付けられているものの、中身は実写化どころかパクリとも呼べない無関係作品だったり。そしてひどくつまらなかったり…。

デッド・ノート
(原題:Let us prey)


2014年 イギリス・アイルランド

キャスト:
ポリアナ・マッキントッシュ
リアム・カニンガム
ダグラス・ラッセル
ハンナ・スタンブリッジ

監督:ブライアン・オマリー
脚本:フィオナ・ワトソン、デビッド・ケアンズ

ネタバレ無しのあらすじ

小さな町の警察署へ赴任してきたレイチェル(ポリアナ・マッキントッシュ)。

初日だというのに通勤途中で人身事故に遭遇するわ、巡査部長は変態的だわ、同僚の女が無駄にエロいわ…と、前途多難な様子。

謎の男(リアム・カニンガム)を中心に巻き起こる死の嵐に彼女はどう対処するのか!?というか、某有名マンガとは関係あるのか!?

・・・といった流れで、結局『デ〇・ノート』とは無関係な作品。

『デス・ノート』タイトルで戯言

『そのノートに名前を書かれた者は死ぬ』

…という、どこかで聞いたことのある謳い文句を付けたうえに『デッド・ノート』なんて紛らわしい名前のこの映画。

つい某有名マンガの実写化かと思ってしまいそうですが、残念ながら実写化どころかパクリとすら呼べないレベルで無関係。キラもエルも出てきませんし、そもそも『名前を書かれると死ぬノート』なんてものも登場しません。(登場するのは死者の名前をメモしていく手帳)

しかもこの映画、少し前までは『デッド・ノート』ではなく、そのまま直球『デス・ノート』というタイトルだったり…。

どうやら日本で公開する際、『デス・ノート』という邦題をつけ、『ノートに名前を書かれたものは死ぬ』という煽りでインチキ便乗商法を展開してみたものの、DVD化の際に『デッド・ノート』とタイトルを変えた模様。大人の事情…ですかな。

なお原題は『Let us prey』ですので製作者にはほぼ罪はなく、日本国内での配給会社が下劣でアホなのです。

考察する気も失せるクソっぷり

なにやらこの映画を『非常に面白い』『とても奥深い』と絶賛している方もいるようなので、少々申し訳ないのですが…

私は100点満点で15点をつけるほどつまらなかったです。

いやホント、何をどう見ればこの映画が面白いのでしょう。しかも15点のうち、13点は無駄にスタイリッシュなオープニングクレジットの点数で、本編は2点ですよ。

もはや中二病監督が作った自己満足映画といった印象で、ただただ萎えるばかり。

とにかくカッコつけたセリフと演出を多用しながらも大半がスベっているうえに、あっちもこっちもおかしな点だらけ。ただただ雰囲気重視で細かい部分は適当、いや、細かいどころか大きな部分すら適当な作りにはうんざり。
(ショットガンで撃っても銃創は一発弾。扉に無意味な方向でつっかえ棒。その他諸々)

しかも無名映画にありがちな『意味不明なほどにヘタクソな字幕翻訳』が支離滅裂っぷりを加速させ、もはや何を見させられているのやら…。

なんの感情もわかない鑑賞が続く中、心が揺れたのは全編通して2ヵ所だけ。

1つは同僚女性警官がカーセッ〇スしているシーン、そしてもう1ヵ所は巡査部長がランボーになって帰ってくるシーンでした。

いやー、あの巡査部長にはさすがに大爆笑させられましたなぁ(笑)

超個人的な戯言感想

…というわけで。

本当であれば天使や死神のネタで考察しつつ、謎の男の正体とは、最後にレイチェルはどうなったのか、キスの意味は?…などなど、アレコレと解説してみたいところでしたが、どう頑張っても無理でした。

もう映画開始から、どいつもこいつも中二男子のようなセリフと自己陶酔っぷりなんですもの。こういう系はホント肌に合わんのです。