今回は懐かしの名作『映画/インビジブル』でネタバレ戯言。怖い…というかキモい人体模型描写が見どころのケヴィン・ベーコン主演作ですな。
透明人間という題材をグロとシモに偏重して描くところは、実にポール・バーホーベン(監督)らしい。それが良いか悪いかは別として。
インビジブル
2000年 アメリカ
キャスト:
ケヴィン・ベーコン
エリザベス・シュー
ジョシュ・ブローリン
キム・ディケンズ
グレッグ・グランバーグ
メアリー・ランドル
ローナ・ミトラ
監督:ポール・バーホーベン
脚本:アンドリュー・W・マーロウ
ネタバレ無しのあらすじ
優れた科学者のセバスチャン(ケヴィン・ベーコン)は、チームの仲間と共に国家の極秘プロジェクト『生物の透明化と復元』に携わっていた。
すでに『透明化』に関してはクリアしていたものの、そこから元に戻す方法がうまくいかない・・・と思いきや、菓子パン食ったらピピーンと閃いて大成功(ゴリラで)。
「おーし、じゃあ次は俺が透明になってみるかー!」
・・・という流れで、透明になったケヴィン・ベーコンがやたらとOPPAIに手を伸ばす作品。そして彼は冒頭しか顔が写らないという悲しい作品。
キャストで戯言
主演は名優、ケヴィン・ベーコン。
『映画/フットルース』のクネクネしたダンス、『映画/TAKING CHANCE 戦場のおくりびと』のゆーっくりした敬礼、等々・・・様々な役柄をこなす名俳優ですな。
しかし個人的にはケヴィン・ベーコンと言えば…
『絶好調』
↓
『調子に乗る』
↓
『雲行きが怪しくなる』
↓
『往生際悪く抵抗する』
↓
『星になる』
…の展開があってこそ。
自信にあふれた表情で人を見下し、好き勝手しているうちに旗色が悪くなり、それでも引かぬ媚びぬ省みぬの精神であがき続ける。そして最後は帰らぬ人となる。
彼がイラついてフ〇ック!ファ〇ク!と連呼し始めたら死にフラグ成立の証です。『映画/コール』や『映画/コップ・カー』などが良い例ですな。
この『映画/インビジブル』もまさにそんな『ケヴィン・ベーコン映画の王道』と呼べる展開になっており、悪役ベーコン大好きにはたまらん作品でございます。
しかし彼の顔がしっかりと拝めるのはなんと…
序盤の30分間だけ
という悲しさよ。
そこから先は『ケヴィン・ベーコンっぽい人体模型』と『ケヴィン・ベーコンっぽい輪郭』と『末期のマイケル・ジャクソンっぽいゴム人形』が主演になります。
そしてヒロイン役の元カノはエリザベス・シュー。
こちらも若い頃から有名作に多数出演しているので説明不要ですな。
晩年はスーパーヒーローに母乳を飲ませた挙句、顔面をビームでふっ飛ばされる(『ドラマ/ボーイズ』)など、わけのわからん役柄でも絶好調。
しかし執拗にOPPAIにこだわった作品でありながら、彼女の露出は少なめ。
だが安心したまえ、はるばるOPPAI星から地球にやってきたOPPAI星人達よ。
隣人女性役のローナ・ミトラが、短時間ながら全開で披露してくれますぞ。
病的な尻フェチのわしですが、さすがにこんな隣人(美人)がカーテン全開で着替えていたら見るってばよ。痴女か、おまえは。
透明化=狂暴化…?
皆様ご存じのように、透明人間をモチーフとした映画は世に多数存在しております。近年もちょっとひねった透明人間モノがありましたな。
透明になる手段も薬品だったりスーパーパワーだったりとアレコレありますが、本作は『科学の力で透明にするぜ』のお話。
物語開始の時点ですでに透明化の技術は確立しているので、話は『透明の状態から元に戻す』が焦点となります。これも斬新っちゃー斬新ですな。
…で、余談ですが、もしあなたが科学の力で透明になれたら何をします?
おそらく男性の8割はとりあえずケヴィン・ベーコン的な行為をしてみるでしょうな。女性はどうなんでしょう・・・ご近所に住むマッチョイケメンの着替えを覗いたりします?…え、もっとすごいことまで? おいおい、あんたも痴女か。
この映画も序盤は『透明になった人間は何をする?』系のネタを入れているものの、本題はその先。透明になった主人公がどんどん人間性を失っていく様相、つまり『姿が消えた人間はモラルや人間性まで消えていく』という話なのですな。
(人間に限った話ではなく、ゴリラの気性も荒くなるらしい)
終盤、体格の良い男性の首を掴んで持ち上げる!…という描写は、透明化による副産物なのか元からマッチョなのか・・・と悩むところではありますが、とりあえず透明になった人間は心まで怪物になっていく…というお話のようで。
しかしまぁ、たいていの人間は透明になれたら最初は好き勝手するだろうし、もう戻れないとなれば自暴自棄で暴走するのが当然のような気もしますけど。
なにはともあれ、ケヴィン・ベーコンが生尻やブルンブルンするものまで全裸で披露してくれているので、ベーコンフェチの痴女ならばそこだけでも見る価値はあるかと。
超個人的な感想戯言
…というわけで。今回もかなり間が空いての更新に。
いやホント、仕事が忙しいのですよ。文章を書くのとは別の脳を使う仕事なので、スイッチの切り替えが難しくて筆が進まず。
本記事を書くのにも一週間以上かかったうえに、中身はスッカスカの戯言。酷いもんですな。
ちなみに私はケヴィン・ベーコン好きなので、この『映画/インビジブル』は過去に数回鑑賞済み。
ちと下半身系が多いので家族で鑑賞するにはアレですが、カウチポテトの娯楽作品としては普通に面白いではないかと。
…てな感じで締めて良いでしょうか。まだ仕事が残ってるのよ…。