映画『キラーズ・セッション』つまらないとしか言えない…(ネタバレ含)

今回は珍しく新しい作品、『映画/キラーズ・セッション』なんて持ってきてみました。

本映画を『斬新で面白い!!傑作!』と感じる方もいるようですので、あまり否定的な事は書きたくないのですが・・・グダグダの脚本・自己満足の演出・不自然なご都合主義展開・空回りするチープ感…と、かなり控えめに言っても『クソ映画』としか表現できない作品でして。。。

名優ゲイリー・オールドマンと、セクシー女優ジェシカ・アルバの共演!スリリングな展開と興奮のバトルアクション!

・・・という謳い文句のうち、本当なのは「ゲイリー・オールドマンとジェシカ・アルバが共演している」という事のみ。しかも本当に「出演しているだけ」のレベルです。

キラーズ・セッション


2019年 イギリス

主なキャスト:

ゲイリー・オールドマン
ジェシカ・アルバ
トミー・フラナガン
マイアンナ・バーリング

監督:マーティン・オーウェン
脚本:マーティン・オーウェン、セス・ジョンソン

ネタバレ無しのあらすじ

殺人依存者によるグループセラピー「キラー・アノニマス」

自分の中にある殺人衝動や体験を共有しあう事で、殺人欲求を抑制する・・・という設定ではあるものの、中身スッカスカで薄っぺらい展開。

ある日、有力大統領候補が暗殺されるという事件が発生。

その当日に開催されたセッション中、グループ内の誰かがその事件に関わっているのではないかという疑念が持ち上がり・・・という触れ込みでしたが、スリリングさのカケラも無し。

やがて衝撃的な真実が明らかになり、セラピーは裏切りと暴力の宴となっていく・・・・って、全然衝撃でもないし殺人もアクションもショボショボ。

・・・といった感じので、「斬新」と「ダサい」をはき違えた自己満足の演出・カメラワーク・音響によって見させられる謎の作品。

キャストで戯言

おそらくこの映画に手を出した方の8割以上はゲイリー・オールドマンもしくはジェシカ・アルバが目当てではないかと。

ちょっぴり旬を過ぎた超有名俳優を起用し、それ以外は無名俳優で固めた映画って多々ありますよね。

もちろんそういった映画の中にも面白い作品は多々あるのですが、「なんでこの人使ったの?」と思うような、俳優無駄遣いのクソ映画も大量にあります。

そして残念ながらこの『映画/キラーズ・セッション』は、後者ではないかと…。

冒頭から出てくるゲイリー・オールドマンに心躍るものの、その後は話にほぼ絡んでこないままストーリーは続きます。彼は蚊帳の外から覗いたり電話したりするのみ。

そしてジェシカ・アルバに至っては登場してから10分ほどで死亡。あとは出てきません(笑)『映画/マチェーテ・キルズ』でもこんな使われ方だったよね、彼女…。

もう彼らは完全に客寄せパンダとして使われているだけです。

その他キャストに関してはなんと申し上げて良いのやら…。

マイアンナ・バーリングの眼鏡をかけたお顔が「ラーメンズの片桐仁」に見えたりするくらいで、特別何か思うところはありませんでした。トミー・フラナガン以外、よく知らないうえに魅力を感じない俳優ばかりでしたから…。


ここからネタバレを含むよ!!

序盤から嫌な予感が…

とにかく冒頭から違和感を感じるこの映画。

なんか妙に古臭い作りになっていますし、カメラワークも変。セリフ回しも変。

こういった雰囲気が『独特』であったり『斬新』といった作品もありますが、本作は単純に見づらかったりつまらなかったりするだけで、悪い意味での『変』です。

ついでに言うとジェシカ・アルバの服装も『変』です(笑)

うーむ、なんだこの映画は…と困惑しながらも鑑賞を続けた先に待っているのが…

ジェシカ・アルバの安っぽいキャットファイト!…に差し込まれるアメコミ調の変なカット!…に乗せて流れるオープニングクレジット!

・・・・何これ?

銃器類も「玩具ですよ!」と言わんばかりにチープ、構え方も撃ち方もB級映画以下の素人アクション。これはもう嫌な予感しかしません。。。

中盤もどうでも良い…

『殺人依存者たちのグループセラピー』という設定自体は悪くはないんです。悪くないんですが・・・なんともヘタクソと言うかなんと言うか…。

そもそも何度も開催されて顔なじみのはずなのに、まるで第一回目であるかのような告白を始めるってトコからして「本気で脚本を練っていない」というのが伝わる萎え要素でもあり。

その後は二転三転の衝撃の展開!!・・・としたいのでしょうが、『暗殺されたはずの上院議員が生きていた』『CIAが絡んでいた』『謎の女アリスが実はっ!』も、どれも衝撃の展開とは思えず、とにかく全てが茶番にしか感じません。。。

『静かなセッションが、徐々に裏切りと暴力へと変わっていくスリリングな展開!』という謳い文句を考えた人の頭はいったいどうなっているのでしょう。虫でも湧いているのでしょうか…。

さぁさぁ!アクションだよ!

「どう?斬新でしょ?」という声が聞こえてきそうなカメラワークや演出と、「どう?衝撃的でしょ?」というドヤ顔が見えてきそうなどんでん返し(とすら思えない、ずさんな展開)の果てに待っているのが…

渦巻く裏切りと暴力の殺人アクション!!・・・のつもりで作られているであろう、中学生レベルのアクション演出です(笑)

頭の中にあるのは「もう終わりにしてくれ…」の一点のみ。

なんでこんな作品を受けちゃったんでしょうね、ゲイリー・オールドマンは…。

久しぶりの超低評価映画となりました…

…と言うわけで。

もうホント声を大にして言いたいです。

ゲイリー・オールドマンとジェシカ・アルバを加点要素としても、観る価値無し。

と。

普段は常に『感じ方や価値観、解釈は人それぞれ。映画の感想に正しいも間違いもない』という信念で文章を綴るよう心掛けているつもりなのですが、この映画だけは本当に「面白いと言っている人が理解できない」と感じてしまいました。

どこかで『映画/裏切りのサーカス』を引き合いに出して褒めている評論を見かけたような気がしますが、「ゲイリー・オールドマンが出演している」という以外で、あの名作とこのクソのどこに共通点があるというのか…。

本作を傑作だと感じた方、申し訳ない。私の理解力とセンスが足りないと思っていただいてけっこうです。とにかく無理です。もう食べられません。

「なんじゃこりゃ!つーかジェシカ・アルバのセクシー演出はないのか!?」と感じた男性諸君は、お口直しに『映画/キラー・インサイド・ミー』でも観て彼女の尻を存分に堪能すると良い夢が見られますよ・・・。