今回の1本は…予告編をチラッと見た時に、あれ?この人ってマグニフィセント・セブンに出演していた「おっぱい主張が強すぎる女」じゃないか??…と気になっていた『映画/クリスティ』を持ってきてみました。
そう、『美しさと愛らしさのハーモニー』という、まるでどこぞの小洒落た料理みたいなキャッチコピーを付けられているヘイリー・ベネットです。相変わらず素晴らしいスタイルをしていらっしゃいますなー。
クリスティ
2014年 アメリカ
主なキャスト:
ヘイリー・ベネット
ルーカス・ティル
アシュリー・グリーン
監督:オリヴァー・ブラックバーン
脚本:アンソニー・ジャスウィンスキー
ネタバレ無しのあらすじ
アメリカ、バーチ大学。
感謝祭を目前にしてほぼ全ての学生が帰省する中、ジャスティン(ヘイリー・ベネット)は友人ニコルと学生寮に残る予定になっていた。
しかし女二人で過ごそうと思っていた矢先にニコルも急遽帰省する事になり、大学構内にはジャスティンとわずかな関係者のみとなってしまう。
寂しい気持ちがありつつも、一人の自由を満喫しようとするジャスティン。
そんな彼女に不条理な恐怖が襲い掛かる…。
・・・といった内容の作品。
キャストで戯言
もうなにはなくともヘイリー・ベネット。それだけでキャストの話は終わってしまうと言っても過言ではありません。
冒頭にも書きましたが、とにかく「我ここにありっ!」と主張してくるおっぱいが気になってしかなない女優さんです。決してボイーン!と爆裂すぎるわけではないのですが、全体的なスタイルと愛らしいお顔とのバランスからどうしても目がいってしまい…。『映画/マグニフィセント・セブン』同様、ドキドキハラハラの横におっぱいを添えたような映画でした。
そんな彼女が開始早々にパンツ姿で素晴らしい尻を披露してくれたというだけで、もう星5を付けても良いでしょう。内容なんてどうでも良いです。
そして鑑賞後に知ったのですが・・・彼女を襲う謎の若者たちの一人、最も目立っていたフードの女性はアシュリー・グリーンだったんですね。衝撃。
トワイライトシリーズで顔が知れている彼女ですが、私の中では『映画/ゾンビ・ガール』の人、です。
クリスティ…じゃないのね
てっきり私は主演のヘイリー・ベネットの役柄が『クリスティ』という名前なのかと思ったのですが、そうじゃないんですね。
どうやら個人の名称は関係無く、「清らかで美しく裕福な女性=クリスティ」という事で狩りを行っているご様子。
ちょっとその『クリスティ』という名前に関して調べてみました。
戯言豆知識
『クリスティ』
英語圏における姓、もしくは女性名(姓の場合の綴りは「Christie」が多い)
「キリスト教徒」を意味する古代ギリシア語Χριστιανός(christianos)に由来しており、女性名の場合はクリスティーナ・クリスティーンなどの短縮形に当たる。
映画冒頭でも「クリスティは神の信奉者」「クリスティを殺せば神を殺せる」といったセリフがありますので、犯人達は『クリスティの名を冠した女性を無残に殺害する事で、神の無力さを証明する』といった、無神論・反神論のような思想があるのではないかと思われます。
「K」ではなく「C」のほうが相応しいような気もするのですが、クリスティは「KristieもしくはKristy」と綴ることもありますし、「C」よりも「K」のほうが刻んだ際のビジュアルもインパクトがあります。
…が、そんな難しい話はまぁ置いときましょう。
ここからネタバレを含むよ!!
ありがち設定とありがち展開
物語の内容として『前半は不条理に襲われる恐怖でハラハラドキドキ、しかし後半は反撃に転じて犯人達が返り討ちにされる系スリラー』です。
こういった流れの映画は吐いて捨てるほど溢れかえっていますので、なにかしらインパクトのある設定や展開が欲しいところなのですが…残念ながらそのあたりがちょっと弱いかな、と。
広い大学にたった一人…というシチュエーションは目新しい気もしますが、特別引き付けるような設定でもありません。全く身に覚えのない事で不条理に襲われるというのも、もはやありがちです。
決して奇をてらった設定であれば良いというわけではありませんが、やはり大量に映画を見ていると物足りなさを感じてしまいます…。
駆け足で進む約80分
なにせ約80分という短尺映画ですので、展開は早い。
微妙なルックスの彼氏とほんのちょっぴりイチャイチャしたかと思ったらすぐにお一人様になり、すぐに怪しい女が登場し、すぐに不条理スリラー開始です。
特に目新しい部分もなく、大学構内という設定をあまり活かせてないようなダルい襲撃パートも比較的短め。
微妙なルックスの彼氏が殺されたら、そこからはジャスティンのターン。反撃パートへ突入です。展開早いなー。
『ハンマー』は彼氏の車でコンクリート壁に挟まれてチーン。この衝突でエアバッグが出ないってのが非情に気になりましたが、エアバッグ膨らんじゃってワタワタしているジャスティンも見たくないですし、良しとしましょう。
『バット』はいったん水中に潜ってやり過ごして…って、めっちゃ泡ぶくぶくしてるんだけど、バレないの?(笑) そしてなぜ水中メガネ!?というかどこから!?・・・からの、まさかの水中戦。
『ナイフ』はなかなかスリリングな展開でした。手慣れた雰囲気のナイフを頭脳プレーで手玉に取り、奪ったバットを魔改造した「めちゃくちゃエグい釘バット」で首筋フルスイング。
「ぜったいコレ最後のほうで使われる伏線だろ」と見え見えだった硝酸ナトリウムと水でボンッ!は『カッター女』に使用されました。めでたしめでたし。
注)どうやら彼らにもそれぞれ名前が設定されているようなのですが、凶器で区別して呼称しました。
おっぱいは正義。尻も正義。
という事で『映画/クリスティー』、世間の評価のほうはと言うと…あまり高くないようです。
私個人としての感想も正直あまり高評価ではなく・・・ヘイリー・ベネットが出演しているからこそ見れたようなもの。
この話が全く知らない上に魅力も感じない俳優で展開されていたら、クソつまらないB級スリラーで終わりでした。
もちろん面白いと思った方はそれはそれで良いんですよ。こういう後半反撃系スリラーが好きな人って意外と多いみたいですし。評価は人それぞれです。
つくづく『私にとって素晴らしいおっぱいや尻は、映画の総評すら捻じ曲げる』という事を実感させる映画でした(笑)