【当ページには広告が含まれています】

注!)当記事は『映画/デイブレイカー』のあらすじ・ネタバレ・評価を含みます。未鑑賞の方はご注意下さい。

今回は大好きなイーサン・ホーク主演、『映画/デイブレイカー』を持ってきてみました。バンパイア作品でありながら近未来SFでもあるという、ちょっと斬新な設定の映画です。

デイブレイカー

2008年 アメリカ・オーストラリア

主なキャスト:

イーサン・ホーク
ウィレム・デフォー
サム・ニール
クローディア・カーヴァン
マイケル・ドーマン
イザベル・ルーカス

監督:マイケル・スピエリッグ、ピーター・スピエリッグ
脚本:マイケル・スピエリッグ、ピーター、スピエリッグ

ネタバレ無しのあらすじ

西暦2019年。

世界的に感染が広がったことにより、全人類の九割がヴァンパイアとなってしまった世界。

大手血液製造会社であるブロムリー社に研究員として勤めるエドワード(イーサン・ホーク)は人間の減少による食糧危機を解決するため、代用血液の製造に携わっていた。

そんなある日、ヴァンパイアから隠れ生き伸びている女性オードリー(クローディア・カーヴァン)と出会ってしまった事で彼の人生は一変。

人間を守るため、そしてヴァンパイアを救うため、エドワードは危険な道を選ぶのだった…。

・・・といった内容の作品。

キャストで戯言

なにはなくともイーサン・ホーク。ご飯のお供にイーサン・ホーク。夜のオカズにイーサン・ホークです。

私の中では押しも押されもせぬ大好き俳優として王座に君臨していたものの…どんどん空回りしていくうちに、いつしか庶民的な地位にまで降りてきました。今は普通に好きです。

彼の弟フランキー役として良い演技を見せてくれるマイケル・ドーマンはちょっとマイナー俳優ですが、『映画/キラー・エリート』や『映画/トライアングル』にも出演していたようです。…後から気付きました(汗)

イーサンの脇を固める二大俳優、ウィレム・デフォーサム・ニールは大御所ですが個人的には特に思い入れがなく、気の利いた戯言が思いつきません。

ヒロインポジションのクローディア・カーヴァンも特に心躍らせる女優とも言えず、どちらかと言えば社長の娘アリソン役のイザベル・ルーカスのほうが良いかなー…などと思ったりもしますが…

それよりも序盤に一瞬だけ出演する『そのへんにいた女の子』が一番可愛いかったな…と。

noname
   そのへんにいた女の子

ヴァンパイア設定

『全人類の9割がヴァンパイア』という設定なので、アレコレと吸血鬼の特性を織り交ぜながら進む本作。

『日光に当たると死ぬ』という鉄板設定以外にも『吸血鬼は鏡に写らない』(ドアミラーには服しか写らない。ルームミラーは映像方式)など、ちょっとした小ネタも入れていています。『心臓を杭で刺されると死ぬ』という性質から、人間グループは銃器ではなくクロスボウを使用しているのでしょう。盛大に爆死するってのは初めて見ましたけど(笑)

ここまでやるなら私が最も好きな『初めて訪れる家では家人の招きがないと入れない』という設定も、エドワードがワイン工場に初めて入るあたりに上手く使っていただきたかったなぁ…なんて。

そして吸血鬼と言えば『血を吸う』が最大のウリでもありますが、本作のヴァンパイア市民はコーヒーに入れたりワイングラスに入れたり…典型的な「首筋に噛みついて吸う」以外の摂取方法がなかなか斬新。

でもこうなるとキッチンは不要だよね…。というかキッチンナイフもいらない気が…。


ここからネタバレを含むよ!!

人間に戻る方法アレコレ

ヴァンパイアでありながら人間の心を捨て去る事ができないエドワード。

どうにか人間を守ろうと、代用血液の製造を頑張るものの…うまくいかず。しかも仮に代用血液が流通したとしても、やっぱり人間の血液需要は無くならないようで共存は無理っぽい。

いったいどうすりゃいいんじゃー!!

…と葛藤してたら、不意に転がり込んできた『ヴァンパイアから人間に戻る方法』

しかもそれが…

ちょっと日光で焼いて、火を消せば戻る。

という、ものすごいざっくり感(笑)

『何事も痛みを恐れていては成長しない。業火に焼かれる覚悟をもって初めて、道は開かれる…』という寓話的表現なのかどうかは知りませんが、何度か焼き加減を実験した末に無事エドワードは人間に戻りました。あんなにボーボー燃えてるのに髪の毛とか焼けないんだね。

そしてさらにぶっ込んでくる『ヴァンパイアから人間に戻る方法(簡単版)』は…

いったんヴァンパイアになって人間に戻った者の血を摂取すると、そいつも人間に戻る。

という、一周回ってなんじゃこりゃ感のある方法。

1人が戻るとその人間に周囲のヴァンパイアが群がり…まとめて人間化。そうするとその人間達に再びヴァンパイアが群がり…といった具合で、1人が10人に吸われ、10人が100人に吸われ、100人が1000人に吸われ…とどんどん広がっていきそうな未来ある治療法です。

ただし、吸われる側はいい迷惑なうえに群がられすぎると死にます。そしてこの計算だと全ヴァンパイアの約1割は死にます(笑)

もちろんしっかり血液を提供する側の生命は保護したうえで、これから全ヴァンパイアを人間化させていくのでしょう。そのへんはエドワードが上手くやっていってくれるはずです。

しかしふと思ったのですが…

決意を胸にブロムリー社長の元へと乗り込み「もう人間は嫌なりー。この女と一緒にヴァンパイアにしてくれなりー」と、寝返ったフリをして社長を人間化させたエドワード。ここ、もし社長がエドワードではなく先にオードリーのほうを吸っていたら…ちょっと面倒くさくなって余計なひと手間がかかるところでしたな。

さらによく考えてみれば…ライオネルがさっさと捕獲されて血液採取工場送りになっていれば、『真っ裸で吊るされながら血液を採取されるライオネル→それを摂取したヴァンパイア市民が人間化→以下略』…となっていたんですよね。なにがどうなっているのかわからないまま、全人類人間化計画成功!となっていたかもしれません。

繁殖は大事

あれやこれやとぶっ飛び設定はあるものの…もとが『吸血鬼モノ』ですし『SF』ですから、変に屁理屈をこねるのも野暮というもの。映画としてはなかなか面白く鑑賞できる1本でした。

それでも『人間の扱いはもっと考えようよ!』…と思ったりもしましたけどね。

狩ってきてぶら下げてるだけじゃ、そりゃ絶滅もしますさ。家畜として飼育し、しっかり繁殖させないと。

という事で…。

この映画の設定は2019年。そう、今年です。

幸いなことに映画のような世界にはなっていませんが、もしホントになっていたら…私はヴァンパイア側がいいです。ホント、人間なんてさっさと辞めたいですし。

もし願いかなわずそちら側になれなかったとしたら、せめて人間牧場で繁殖用の種人(たねびと)として使用していただきたい。次から次へとメス人間を用意していただければ、それりゃもう旺盛な繁殖力でどんどん増えてあげましょうぞ!