『道化死てるぜ!』いやいや、この映画こそどうかしてるぜ!

今回の1本は、これまたふざけた邦題が付いた『映画/道化死てるぜ!』です。

このネーミングは賛否両論あると思いますが・・・個人的にはかなり高評価です。恥ずかしくなるようなダサい邦題も多い中、このブッ飛んだセンスは素晴らしい。

しかし内容はというと・・・どうやら私には「こっち系の映画を語る資格はない」という事が判明しました・・・。

道化死てるぜ!
(原題:Stitches)

2012年 アイルランド

主なキャスト:

ロス・ノーブル
トミー・ナイト

監督:コナー・マクマーン
脚本:コナー・マクマーン

ネタバレ無しのあらすじ

トム(トミー・ナイト)の10歳の誕生日パーティーに呼ばれた、ちょっとグダグダなピエロのリチャード(ロス・ノーブル)。

トムとその友達の前で芸を披露する彼だが、子供たちは真面目に見ようとせずに邪魔ばかり。

ついにはイタズラの度が過ぎて転んだリチャードの顔に不運にもナイフが刺さり・・・彼は亡くなってしまう。

そして6年後・・・

トムの16歳を祝う誕生パーティーに死んだはずのピエロが現れ、それはもう独創的な残酷プレイで子供たちへの復讐を始めるのだった・・・

と言った内容の作品。

クソガキが・・・

映画序盤、トムの10歳の誕生パーティー。

「なぜピエロが復讐に至ったのか・・」を描くシーンなのですが・・・

ここのガキどもが可愛くないったらありゃしない。あれを「まぁ子供のすることだし」で笑える神経は理解できません。

「子供だから」というだけで、無礼も過ちも大目に見るような風潮はよろしくないっ!

たしかにリチャードのピエロっぷりもグダグダすぎて、おいおいって感じなんですけどね(笑)

あの無礼なバカガキっぷりは、私がリチャードだとしても復讐したくなりますさ。

それはもうエグい殺し方で復讐して良し。いけいけピエロ。

うーむ・・・

この映画、そっち系のバカなゴアホラー好きにはかなり高評価なんですよね。

ところが私は全然面白く思えない・・・。

古臭ーい雰囲気の作りに、映画というか…まるでドラマのようなレベルの映像。お色気も中途半端ですし、笑いの要素もベタベタすぎて面白くもなんともない。

ピエロが出てくれば・・・そこからが本番だから・・・と頑張って見続けるも、彼が登場してからはむしろレベルダウンして「学生サークルの卒業制作」のような雰囲気。

ダメだっ!こりゃ向いてないっ!

そう判断し、いったん再生を停止。2時間ほど近所を散歩してきました(笑)

本当に好きな人が「面白い!」と言っているのだから、面白いんだと思います。それを理解できない私がわかってないんです。

くそう、変態映画も馬鹿映画も好きなのに、なぜコレを楽しめないのだ・・・。

ブッ飛んだ殺しっぷり

人のあら捜しをしても幸せにはなりませんから、その人の良い部分を見つけるようにしましょう。うん、そうしましょう。

この映画も、良い部分を探して褒めましょう。理解できない人間がダメ出しを並べたところで、読んでいる人だって気分が良くないですから。

うん、肝心の『子供たちへの復讐プレイ』は、なかなか独創的で素晴らしかったです。

引っ張り出した腸を結んで犬を作ったり・・・頭に空気を入れて膨らませたり・・・

んなアホなっ!(笑)

とツッコミいれたくなるようなハイセンスな殺しっぷりは、この映画の見どころなのでしょう。うむ、褒めるとこあるじゃないですか。

・・と思った矢先の、猫殺し。

猫という物体を愛してやまない私としては、ここが最大のエグい描写でした。

や・・やめろっ!犬ならいいけど、猫はやめてくれっ!!(泣)

己の無力を痛感

・・・というわけで。

この映画を楽しめないなんて、私はまだまだ甘ちゃんだなぁ・・・と痛感した1本になってしまいました。

タイトルからかなり期待していたんですけどね・・。

全編通してどこが一番興奮したかと問われれば・・・『メアリー(夏休み中に痩せた女)がクソ可愛い』くらいで(笑)

とても良い尻の形をしていたので、もっとお色気シーンが観たかったところです。彼女(ローナ・デンプシー)が他の映画に出演していないか調べたのですが、ドキュメンタリーが1本だけでした。残念。

私は昔から王道映画に興味を持てない人間なのですから、もっとこういう映画を観て感性を磨いていかないとダメですね。

そういえば・・・

エンドクレジットで流れるメイキング映像は、キャストがみんな楽しそうにしていてほっこりしますよ。