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なにやら「まんま約束のネバーランドじゃん!」などと言われている『映画/レベル16 服従の少女たち』でネタバレ戯言を。幸か不幸か私はそちらの漫画を読んだことがありません。

…が、純粋に面白くない(笑)

世間での評価はそれほど低くはないので、単に私が合わなかっただけだと思いますが…もう時間のムダ級にダメでした。しょぼん。

レベル16 服従の少女たち


2018年 カナダ

キャスト:

ケイティー・ダグラス
セリーナ・マーティン
アレクシス・ウィーラン
サラ・カニング
ピーター・アウターブリッジ

監督:ダニシュカ・エスターハジー
脚本:ダニシュカ・エスターハジー

ネタバレ無しのあらすじ

従順・清潔を美徳とし、怒りや反抗は忌むべきもの。

そう教え込まれながら、陽の光当たらぬ施設内で規則正しい生活を営む少女たち。

ヴィヴィアン(ケイティー・ダグラス)もその中の一人として規則に従う生活を送っていた。

しかしある日、仲の良い友人ソフィー(セリーナ・マーティン)のミスが原因でヴィヴィアンは懲罰を受ける事になってしまう。

そして時は過ぎ…

最終学年である『レベル16』で二人が再会した時、ヴィヴィアンはもう昔の優しさを失ってしまっていた。

良き里親に迎えてもらうため、厳格な姿勢で規律に従い続けようとするヴィヴィアン。そんな彼女に、ソフィーは驚きの発言をするのだった…

・・・といった内容の作品。

キャストで戯言

カナダ映画という事もあり、私が知っているのはピーター・アウターブリッジのみ。メガネの博士役です。

施設の目的が〇〇〇〇ですので、少女たちは全体的に整った顔立ち。特に主演のヴィヴィアン役ケイティー・ダグラスが美しいと評判なのですが、ココがそもそも私には合わない。ぶっちゃけかなり嫌いな顔立ちで、美人だなんてケツが裂けても思えませんよ。

そして彼女に次いで出番の多い友人ソフィー役のセリーナ・マーティン。名前も話す言葉もアチラですが、顔はバリバリ日本人顔。彼女がわちゃわちゃと叫んだり走ったりしている姿は、日本映画でアイドル崩れの俳優がサム~い演技をしているようで、ただただ萎えるのみ。

というわけで、もうキャストからテンション下がり気味。出演者のルックスが嫌いだと映画そのものがキツくなるのよね…。


ここからネタバレを含むよ!!

掴みは上々、あとは落下

キャストはテンションが下がるものの、序盤は意外に魅力的な雰囲気。

自然光が無いという設定を上手に活かし、青と赤、二色の光を印象的に使う手法はなかなか。カメラワークも独特で悪くない。

なんとなく予想はできるものの、それでも謎に満ちた設定や展開は作品に引き込むのに十二分。

雑だったり変だったりチープだったりする要素は多いものの、まだ『ダメ要素≦ストーリー』なので鑑賞を続けることができます。

…が、徐々にその均衡が崩れていき…中盤に差し掛かる頃にはついに逆転。

予想を下回る展開が続くうえに、ツッコミ要素はどんどん増加。せっかくの独特な見せ方も影を潜め、えらく安っぽい演出とカットが連発。

後半に向けて盛り上がるどころか、途中から監督と演出変わった?それとも急にやる気なくなった?と思うほどに不自然さとチープさが増すばかり。

『なんと少女たちは美容整形の顔面移植のために飼育されていた!すなわち家畜!』というドンデン返しも、最初から臓器移植か何かだろうと予測していたところに、『少女二人を品定めする老夫婦の「あなたじゃなくて私が選ぶのよ」というセリフ』『鏡の前でハッとする担任』で「あーなるほど、こりゃ美容系か!」とバレバレだったので驚きは皆無。

その後の展開もダルく、それっぽい雰囲気で終わる結末も「はぁ…」とため息が出るばかりでございます。もちろん悪い意味で、です。

超個人的な戯言感想

冒頭でも書いた『約束のネバーランド』という作品なのですが…そんなに似ているのですか?私は読んだことがないどころか名前すら知りませんでしたよ。

それよりもやはり年寄りとしては『美容整形版・アイランド』と言われたほうがしっくりきますな。

とにかく個人的には『いろんな部分がイマイチ。総合すりゃつまらん』となってしまった『映画/レベル16 服従の少女たち』ですが、本作を絶賛している方も世にはいるんですよね…。

だって『鍵が開かなけりゃ、ヒンジから外せばいいじゃない!』の展開ですよ?しかもネジをカードで開けるって…どんだけ適当な施工なのよ。いや、そもそもドアのヒンジはこんな構造になってないし。これ考えた人は家のドア見たことないの?

わたしゃもう、ドアを抱えたヴィヴィアンにカンチョーしてやりたいくらいでしたよ。