映画『ヴィオレッタ』無理だっ!ワシには合わんっ!

まったく、どうしてこんな作品を観ちゃったんでしょう。『映画/ヴィオレッタ』です。

もう内容もテーマも、自分には絶対に合わない臭いがプンプンしていたのに…。

案の定、まったくもって楽しめませんでした。完全に予想通りです。。。

ヴィオレッタ
原題(:My Little Princess)


2011年 フランス

主なキャスト:
アナマリア・ヴァルトロメイ
イザベル・ユペール

監督:エヴァ・イオネスコ
脚本:エヴァ・イオネスコ

ネタバレ無しのあらすじ

家にあまり帰ってこないアンナ(イザベル・ユペール)を待つ娘のヴィオレッタ(アナマリア・ヴァルトロメイ)は、祖母の手によってに育てられていた。

ある日、珍しく帰宅してきたアンナから写真のモデルに誘われたヴィオレッタは、母に気に入られたい一心で撮影に応じる。

しかし母は徐々に大胆なカットを要求し始め…。

・・・といった内容の作品。

実話です。

この作品の監督はエヴァ・イオネスコ。そして本作は彼女の実体験に基づくものとなっています。

幼い頃から半ば強制的にヌードモデルとして撮影され続けてきたエヴァ。撮影者は母親であるイリナ・イオネスコ。

この映画は2011年公開なのですが、彼女その翌年2012年に母親を相手に『損害賠償と自らがモデルとなった写真の返却』を求めて訴訟を起こし、1万ユーロと写真返却を勝ち取っています。

うーむ…なぜそのタイミングで訴訟。

「ずっと傷ついて生きてきた」と言うのならば、もっと早くに写真の返却を求めるべきでは…。

この映画での『自分を美化した表現』といい、映画公開で話題作りをしてから訴訟を起こす点といい、あんたも母親と目クソ鼻クソじゃないか…という気持ちが湧いたり湧かなかったり…。

なお映画内では非常に美しくスタイルも良いヴィオレッタですが、「当時のエヴァ(本物)」とは似ても似つきません。

このヴィオレッタ(幼き頃の自分)役を決めるため、数ヵ月もオーディションを続けたものの配役が決まらず、さらに延長してやっと彼女(アナマリア・ヴァルトロメイ)に決定したとのこと。

監督いわく「なかなか自分を表現できる子役がいなかった」という話ですが…ちょっと盛りすぎだよ、あんた(笑)


今回はネタバレと言えるような話はないよ!

映画として…どうなんでしょう

本作品はフランス映画となります。

これもまた私には合わないったらありゃしない。今まで観たフランス映画はどれもこれも『映画としては素晴らしいのかもしれんが…合わんっ!』という作品ばかりでした。

スペイン映画はがっちり肌に合うんですけどね。お国柄って不思議なものです。

残念ながら本作もイマイチ合わないわけですが、それ以前に展開というか…表現というか…。

内容に関してはアレコレ思う所はあるんです。まるで子供を所有物のように扱う親や、自分の価値観を押し付ける親、そういったものに対しては私も並々ならぬ想いがあります。自分の生い立ちがちょっとアレでしたので。

ドキュメンタリー作品であればそれで良いのですが、本作は『映画』という形をとっている以上、やはり映画として評価しなければならないかと。

そうなるとホント、ドコを評価して良いのか悩むような作品なわけです…。

人物像はブレブレ。セリフもグダグダ。展開もダラダラ。

フランス映画ならではの美しい色使いも若干見受けられますが…やはり素人監督の初作品といった印象は否めません。

とにかく終始漂う『私はこんな体験をしたのよ!見て!私の人生を見て!』という、監督の自己満足・・・といったら失礼ですか。…えーと、自己主張のような、そんな感じの空気が鼻につきます。

しかも明らかに盛っている。

美人&美スタイルの少女を起用しただけにとどまらず、内容においてもヴィオレッタの描写には自己陶酔感が漂っています…。

私にはダメでした…

…というわけで。

この映画を面白いと感じた方には本当に申し訳ないのですが、私個人の感想としては『ダメだこりゃ』の映画でした。

作品中、ヴィオレッタが少しづつ母親に似てくる様が恐ろしくも悲しかったりしましたが…やっぱりそういう事なんですよね。監督は気づいているんでしょうか…。

ちなみに、

『うほっ!少女の肢体を堪能できる映画かっ!ハァハァ…』

といった目的で鑑賞した変態ペド野郎共も、がっかり肩透かしを食らってしまった事かと(笑)

いやー、そっち系の嗜好を持った男性には非常に厳しいご時世ですからね…。

大人しくアンダーグラウンドな本屋で、所持しているだけで犯罪になるような本でも探してみてください。もし良いのがあったら私にも見せてください。内緒で。