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2022年8月5日、女優アン・ヘッシュが自動車事故で意識不明の重体となり、その後脳死判定を経て8月14日に他界しました。

あちらの映画女優にあまり詳しくない方は「アン・ヘッシュ?だれそれ」となるかもしれませんが、コアな映画ファンにとってはまさに青天の霹靂。「ノォォォォー!!」と髪の毛かきむしった方も多いかと思います。日本人なんだから「ノー」って言うな。

…というわけで、私にとっても好きな女優の一人であったアン・ヘッシュ。

今回は追悼の意もこめ、彼女のアレとかコレとかを掘りつつ、過去に出演した映画作品などで戯言を垂れ流してみようかと思います。

アン・ヘッシュとは

Anne Heche

Mingle Media TV - https://www.flickr.com/photos/minglemediatv/14674159662,
CC 表示 2.0, リンクによる

1969年 アメリカ・オハイオ州出身
本名『Anne Celeste Heche』

五人兄弟の末っ子として生まれる。ゲイであった父親から性的虐待を受けるなどのハードな生い立ちを持ち、10代からモデルとして活動。18歳から出演したTVシリーズ作品にてエミー賞を受賞。

自身もバイセクシャルであることを公言しており、女優エレン・デジェネレスとの交際を宣言するも後に破局。

2001年にカメラマンの男性と結婚し男児を出産。そして離婚。2007年に俳優ジェームズ・タッパーと同棲生活を開始し、男児を出産。

・・・と、ざっくり見てもなかなかにファンキーな人生のお方。

とはいえアメリカ俳優は波乱万丈な人生の方が8割(個人の偏見)ですし、我々日本の一般人だって、自分の生い立ちをつらつらと書き並べたらファンキーな内容になる方は少なくないかと。みんな結構イロイロあるのよね。

アン・ヘッシュの出演映画作品

テレビ映画も含めれば1992年から2019年まで、30本以上の作品に出演しているアン・ヘッシュ。

その中でも超個人的にピックアップしたものを何本か紹介致します。

ボルケーノ


1997年 アメリカ

アン・ヘッシュと言ったらボルケーノ…とくる方も多いかと。私は違う作品なのですが、それは後ほど。

大都市が噴火でドーン!人々がキャー!でトミー・リー・ジョーンズがてんやわんやする話ですな。この作品でヒロイン『エイミー』を演じているのがアン・ヘッシュです。

ちなみにアン・ヘッシュとは関係のない話ですが、あのパク・・・いえ、たまたま有名作に似た作品を多く送り出してくる『アルバトロスフィルム』が一発キメてきているのでご注意を。


そりゃもう味のない麩を噛んでいるような映画でまさに『超B級作品』といったところですが、なにげにジェイソン・アイザックスが出演しているのでそこだけ興奮したり。

アルバトロスフィルムに関してはコチラ
 ↓

【傑作パクリ映画】タイトルもテーマも似てるけどオリジナル!?

人気作があればそれに類似したもの、いわゆるパクリが現れるのは世の常。それは映画の世界でも同じです。レンタルショップなどで「あれ?どこかで聞いたことあるな・・」…

サイコ(リメイク版)


1998年 アメリカ

言わずと知れた不朽の名作『サイコ(1960年)』のリメイク作品。

クソ映画を決める祭典『ゴールデンラズベリー賞』で3部門にノミネートされ2部門を受賞するという快挙を成し遂げたせいか、有名作のリメイクにしてはマイナーで「本家は観たがリメイクは存在すら知らん」という方も多いようで。

映画でも重要な役柄の『男のために金を着服して逃げる女、マリオン・クレイン』をアン・ヘッシュが演じました。

あのジュリアン・ムーアヴィゴ・モーテンセンも出演していたりと、意外と豪華なんだけどねぇ…。

フェイク


1997年 アメリカ

これよ、これ!!個人的には「アン・ヘッシュと言ったらフェイク!」となるのですよ。上のパッケージでも右端にいますな。

なにが最高かって・・・ドニーが熾烈な潜入捜査から戻ってきた際、出迎えた奥さん(アン・ヘッシュ)を「即いただきます!」で行為開始し、そのまま階段上りながら続けるところですよ。見た事ある!?というかやったことある!?階段を上りながらのプレイって。

わしもド変態だからいろんなシチュエーションを経験してきましたが、さすがに階段は普通にのぼるよ。

この作品は映画館も含めて数回鑑賞しましたが、いつもそのシーンでなんともいえない敗北感を感じます。

やっぱアメリカ人の性癖には勝てねぇな・・・と。

キャットファイト


2016年 アメリカ

これは超マイナーなのでオマケみたいなもんですが、アン・ヘッシュを追うならば避けては通れない作品。

そのタイトル通り、アン・ヘッシュが韓国の女優サンドラ・オーとめっちゃくちゃに大乱闘の迷作です。

世の中には女性同士が闘う姿に興奮するというマニアックな性癖の方がいるようで、そっち系の作品には『水着(もしくは下着や全裸)で泥プロレス』なんてものもあるようですが・・・本作はそんなセクシーなノリではなく、ガチでブン殴って鼻血がぶしゃーのマジモノ。

ブッ飛んだコメディ映画としては面白さがあるものの、個人的にはあまり好きではない描写だったので微妙。スプラッタやゴアはOKなのに、女性がヒステリックに暴れて流血してる姿って普通にドン引きしちゃうのよね。

超個人的なあとがき

53歳ですか・・・逝くにはまだ早い年齢でしたなぁ。

好きな俳優が亡くなってしまうのは悲しい事ですし、これ以上新たな作品を観れなくなることも映画好きとして残念でなりません。

相変わらずの戯言混じりで綴ってしまいましたが、いちファンとして心より哀悼の意を表します。

Please accept our condolences on the death of anne heche.