【パクリ映画は文化!】タイトルもテーマも似てるけどオリジナル!?

人気作があればそれに類似したもの、いわゆるパクリが現れるのは世の常。それは映画の世界でも同じです。レンタルショップなどで「あれ?どこかで聞いたことあるな・・」というタイトルの作品、見つけた事はありませんか?

もしくは「間違って違うの借りてきちゃった…(泣)」なんて経験がある方もいるかもしれません。

映画/ヒットマン」の記事でも何本かご紹介しましたが・・・今回はとある映画製作会社に焦点を当てて、愛すべきパクリ映画・・もとい、愛すべきB級映画をご紹介したいと思います。

パクリ?いいえ、オリジナルです。

映画はざっくり言うと「制作会社」「配給会社」「興行会社」の流れで私たちの目に入ってきます。

映画館では上映されずDVD展開だけの場合、「配給会社まで」で終わる場合もあります。

よくある「ヒット映画便乗タイトル作品」は、日本の配給会社が原題無視でタイトルだけ似せている事も多いのですが、制作の段階で「狙った感」のある作品も多く存在。

その道で最も有名なのがアメリカ・カリフォルニア州にある「アサイラム社」、映画製作スタジオ兼配給会社として、あの有名作品「トランスモーファー」を世に送り出した会社になります。

トランスモーファー

しかし調べてみるとこのトランスモーファーは決して「後追いのパクリ」ではなく、本家トランスフォーマーより先に公開されたというのだから驚き。

  • どうやらマイケル・ベイ監督がトランスフォーマーを映画化するらしい
  • ではウチもロボット映画を作ろう
  • 脚本はオリジナルで描きおろし、超スピードで製作
  • 本家が公開される直前に販売開始!

という流れ。

ミソは「オリジナルで脚本を書く」という点。パクリではありません。ちょっと同じ要素でかぶっているだけです。え?ストーリーも似ている部分がある?そりゃたまたまです。映画だけでなく、ゲームだってファッションだって同じような事をしているじゃないですか。

そして「制作スピードの早さ」も重要。

相手の手を確認してから高速で後出しジャンケンするような…剣術で言うところの「後の先」のような…大手制作会社・大物監督・大物俳優の組み合わせでは決してマネできない、低予算での短期制作によって繰り出される先制パンチ。それがこの会社の強みです。

まだまだあるぞ!アサイラム!(笑)

この会社が繰り出す禁断の先制パンチは『トランスモーファー』だけに留まらず、それはもう大量に作品を世に送り出してきています。

ちょっとここでアサイラム社の「オリジナル作品」をご紹介してみましょう。

特に深い意味はありませんが、隣に「全く関係のない映画」も付けておきます。

左側がなんとなく貼ってみた有名映画で、右側がアサイラム社の映画です。(端末によっては上下に画像が表示される場合があります。その際は下がアサイラム社映画になります)


地球が静止する日
地球が静止する日
地球が静止した日
地球が静止した日

紀元前1万年
紀元前1万年
紀元前1億年
紀元前1憶年

ダヴィンチ・コード
ダヴィンチ・コード
ダヴィンチ・トレジャー
ダヴィンチ・トレジャー

アイ・アム・レジェンド
アイ・アム・レジェンド
アイ・アム・オメガ
アイ・アム・オメガ

エクスペンダブルズ
エクスペンダブルズ
エクスペンダブル・レディズ
エクスペンダブル・レディズ

エイリアンVSプレデター
エイリアンVSプレデター
エイリアンVSエイリアン
エイリアンVSエイリアン

本当はこれ以外にも紹介したい「面白そうなオリジナル作品」が多数あるのですが、残念ながら入手できたのはここまで。

超個人的には最後の「エイリアンVSエイリアン」が最も脱力感があっておすすめです(笑)

日本でも大人気

このアサイラム社から送り出される作品、最大のお得意先は「日本」との事。バカっぽい映画好きですもんね、日本人。

国内では「アサイラム社」の名前はあまり知れ渡っていませんが、日本での配給会社の1つであるニューセレクト社、もしくはそのレーベル名のアルバロス・フィルムなら聞き覚えがある方もいるのではないでしょうか。

その筋のマニアからは「最高のクソ映画配給会社(誉め言葉)」としてファンも多く、アサイラム社の映画以外にも多数の「好きな人にはたまらないB級映画」を送り出してきています。

ニューセレクト社以外にも、アットエンタテインメント株式会社などがアサイラム社制作の映画を多く扱っています。

しかしここまでパク・・いえ、よく似たオリジナル作品を出しておいて、著作権やら訴訟やらは大丈夫なの?と心配になってしまいますが・・・

アサイラム社はその手の問題についてはゴリゴリ強気の姿勢を貫いたうえで「一度も訴訟で負けたことがない」という、恐ろしい強さを誇っています(2019年現在まで)

愛すべきB級映画達・・・

私もこういった「パッケージ見ただけでツッコみたくなるような映画」は大好きですし、純粋にB級な映画も嫌いじゃないです。

なんというか用途が違うんですよね。大物俳優が出演している有名映画と、こういう映画は。

ちょっと一杯呑んだ帰り道、小腹が空いた時に寄るなら「そのへんの適当なそば屋」が落ち着くじゃないですか。いちいち一流シェフがいる高級レストランでメシなんて食ってられますか、ってんだ。

・・・そんな感じです。

これからもアサイラム社ならびに、愛すべきB級映画を送り出してくれる配給会社に感謝しつつ・・・バカな映画人生を続けていきたいものです。