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今回はちょっと珍しいトコを。『映画/アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング』なんて選んでみました。あらすじ・ネタバレ・感想を含みますので、未鑑賞の方はご注意下さい。

普段は頭のおかしい犯人におっぱいムチムチが追いまわされるような作品ばかり好む私ですが、たまたま見た予告編で「なんじゃこりゃっ!(笑)」と惹きつけられてしまっての鑑賞です。予想外にミシェル・ウィリアムズが出演していたのは驚きラッキーでした。

アイ・フィール・プリティ!


2018年 アメリカ

主なキャスト:

エイミー・シューマー
ミシェル・ウィリアムズ
ローリー・スコーヴェル
トム・ホッパー
エイドリアン・マルティネス
エミリー・ラタコウスキー

監督:アビー・コーン、マーク・シルバースタイン
脚本:アビー・コーン、マーク・シルバースタイン

ネタバレ無しのあらすじ

自分のルックスに対してコンプレックスが強く、何をやっても上手くいかない日々を送るレネー(エイミー・シューマー)。

高級化粧品を扱うリリー・ルクレア社に勤務しているも、職場はチャイナタウン地下にあるウェブ通販業務の管理倉庫。

なにやら本社ビルで受付嬢を募集しているらしいけど、私には無理な話…てな感じにモヤモヤしながらスポーツジムでエアロバイクに乗ってみれば、思いっきりすっ転んで頭を強打。そのままレネーは気を失ってしまう。

…しかし彼女が目を覚ました時、鏡の前にいたのは別人のように美しくナイスプロポーションの美女だった!えええっ!これが私!?(実際は何も変わっていない)

まるで魔法のように美女に変身を遂げたレネー(実際は変わっていない)。

その自信から超絶ポジティブな性格に変わったレネーは、仕事に恋にと猛烈に突き進むのだが…。

・・・・といった内容の作品。

キャストで戯言

え、エイミー・シューマーですか?それはまぁ置いておきましょうよ。…主演ですけど。

そんな事よりもミシェル・ウィリアムズ。あのボヤーッとした顔が個人的にストライクのミシェル・ウィリアムズです。

どんな役柄で登場するのかと思いきや、まさかちょいおバカ&変人キャラだとは…。見た目も末期のマイケル・ジャクソンのようですし、声も喋り方も変(笑)いやー、昔から好きな女優でしたが、新たな魅力を感じさせていただきました。

そして作品内容から現役モデル&退役モデルが脇役として多数登場する本作、日本で一般的に有名なところだと…ナオミ・キャンベルも出演しています。

そしてモデル兼女優のエミリー・ラタコウスキーが出演しているのも嬉しいサプライズでした。えーと、レネーの友人というか…知人というか…ちょいちょい顔を出す美人役です。

彼女をもっと愛でたい!できればエロティカルに!と思った方は、こっちの作品をどうぞ。不自然なくらいに脱ぎませんけど(笑)

映画『インモラル・ルーム』脱がないエロティックサスペンス・ネタバレと戯言

今回の1本は『超人気モデルであるエミリー・ラタコウスキーが、神ボディを惜しみなくさらけ出して濡れ場を披露するエロティックサスペンス!』という…嫌な予感しかしない…

ここからネタバレを含むよ!!

目覚めると美人に!(本人談)

「目が覚めたら別人になっていた!」とか「目が覚めたらそこは異世界だった!」とか…そんな話はよく聞きますが、この映画はちょっと違う。「目が覚めたら信じられないような美人になっていた!」としつつも、そう思っているのは自分だけ。顔もスタイルもそのままで、本人の意識だけが美人になっているという(笑)

ここが面白さでもあり感慨深さでもあるわけです。

同じ外見でも意識次第で人生は全く別モノになる。その人の価値を決めるのは「ルックス」ではなく「中身」である、と。

そして自分に自信がついたことでレネーは運命を切り開いていくものの、加速していく自己顕示欲から周囲に対する配慮を忘れ…という部分もまた、教訓として味わい深い。

自信は大事、しかし自信過剰ではいけない…というわけですな。

ちょっと危険な表現になりますが、昔から「暗い美人より明るいブスのほうが良い」と言います。この映画はまさにそれなのですが、レネーは明るいというか…。個人的には変身前も変身後も、どちらも勘弁していただきたい性格ではあります…(汗)

なんにせよ自分に対して「全く自信がない」よりは「それなりに自信があったほうが良い」という点は同意できます。

ビキニコンテスト司会のオッサンがイーサンに投げかけた「夜道でパンクした時、一緒にいたいのはどっちの女だ?」というセリフには考えさせられました。なるほど…そう言われるとたしかに…。

軽くてほんのり深い良作

サクッと軽いノリで見ることができ、それでいてほどよく考えさせれる部分もある。なかなか良い映画でした。

強いて言うならば最後のプレゼン。「見た目なんて関係ない」そう訴え喝采を浴びるのは良いのですが…集まっているのはサイボーグみたいな美形モデルが大半というのがちょっと…。

ここ、もっと自分に自信を持てないような一般層を集めたプレゼンだったならば、さらに感動できたのではないかな…なんて。

そして本作を最後まで鑑賞して思うのは『レネーは中身から魅力的に変われたんだな』よりも『イーサンはホント素敵な男だなぁ』のほうが強いという。。。(笑)

なお本作が面白いと思った方にはこちらの本もオススメですよ。

女性向け。人生を変えるための指針というよりも、ライトなエッセイ感覚で読める一冊です。

私も最近は頭のてっぺんが薄くなってきましたが、育毛剤に頼るよりも自分に対する自信でカバーしていこう…と深く決意したのでありました。

だっていくらリア〇プを振ろうとサ〇セスを浴びようと、ぜんぜん生えてこないんですもの…。