ジョニー・デップの娘リリー=ローズ・デップが主演(ジョニー・デップ出演)の『映画/コンビニ・ウォーズ バイトJK VS ミニナチ軍団』でネタバレ・・・というかこんな作品にネタバレもクソもないですな、とりあえずみっそくそな戯言を。
ちなみに米国・映画評論サイト Rotten tomatoesでの本作の評価はボロクソ。レビュー収集サイトMetacriticでも100点満点中23点という結果となっています。まぁそういう事です。
コンビニ・ウォーズ バイトJK VS ミニナチ軍団
2016年 アメリカ
キャスト:
リリー=ローズ・デップ
ハーレイ・クイン・スミス
ジャスティン・ロング
ジョニー・デップ
オースティン・バトラー
タイラー・ポージー
ハーレイ・ジョエル・オスメント
ヴァネッサ・パラディ
ジェネシス・ロドリゲス
ラルフ・ガーマン
アダム・ブロディ
トニー・ヘイル
ナターシャ・リオン
ケヴィン・スミス
ケヴィン・コンロイ
スタン・リー
ジャック・デップ
監督:ケヴィン・スミス
脚本:ケヴィン・スミス
ネタバレ無しのあらすじ
カナダに住むコリーン・コレット(リリー=ローズ・デップ)とコリーン・マッケンジー(ハーレイ・クイン・スミス)は同じ名前の大親友。
常にスマホを手放さず、ヤル気もなく、人の話も聞かず、自分の好きな事にだけ夢中…という典型的な現代っ子。
しかしある日、彼女たちがバイトとして勤めるコンビニに小さなナチス軍団が現れ・・・
…というか、こんなあらすじなんてどうでもよくありません?
キャストで戯言
親がその筋の大物ならば、その子供もコネでどうにかなる…ってのは映画だけの話に限らず。
まぁ別に良いんですよ、世の中そういうもんですから。しかしこの映画はあまりにもヒドすぎる。
まずはジョニー・デップの娘リリー=ローズ・デップ、そしてジョニー・デップ本人が出演しているというのは誰もがご存じかと。
しかしそれだけにはとどまらず、リリー・ローズの母親(ジョニー・デップとは破局済み、結婚はしていない)であるヴァネッサ・パラディも出演し、さらに息子のジャック・デップまでチョイ役で出演。
そしてダブル主演となる親友コリーン・マッケンジーを演じるハーレイ・クイン・スミスは監督ケヴィン・スミスの実の娘。監督本人も出ているのでこちらも父娘共演。
もはやデップ&スミス家のホームビデオですよ。
まったくこんな自己満足映画、身内だけでやってりゃ良いものを、金か人脈か見栄かハッタリか著名な俳優をどうでもいい役柄で無駄遣い。
『映画/シックス・センス』で注目を浴び、その後の残念な成長で再び注目(悪い意味で)を浴びたハーレイ・ジョエル・オスメントに、二枚目と三枚目の狭間で微妙なイケメンのジャスティン・ロング。
本作の後、2022年に『映画/エルヴィス』でエルヴィス・プレスリー役を演じることとなる正統派イケメン、オースティン・バトラー。
それ以外にもそれなりの俳優がちょいちょい。
いったい何をやってのよあんたら。
山無し、谷無し、無駄な尺!
こんな駄作、最初から『ざっくり!ネタバレ1分あらすじ』でいってしまいましょうか。
いや、1分もいらんですな。
『映画/コンビニ・ウォーズ』
ネタバレ10秒あらすじ
コンビニでバイトする二人のコリーン(コレット&マッケンジー)がバカみたいにギャーギャー騒いでいたら、店の地下から小さなナチス軍団(ソーセージ)が現れました。
しかしヨガがどうのこうのとギャーギャー騒いでいたら解決しました。
ジョニー・デップも隣でギターを弾いてくれました。
終わり。
はい、終了です。もうこれ以上、戯言も書かなくて良いですか?
だって何も書くことないんですもの。
とにかくどうでも良い脚本をどうでも良い演出でダラダラ繰り広げるだけ。いちいち無駄に長い尺でどうでも良いセリフがベラベラと続き、場面展開もどうでも良い。
こんなに何度も『どうでも良い』と打ったせいで、『ど』と入れただけで予測変換してくれるようになりましたよ。便利だね。
私はおふざけ映画は嫌いではありませんし、頭の悪いバカなノリも大好きなつもりですが・・・この映画はそういうレベルにすら達していない。
今後は歌手としての活動も視野に入れているのかなんなのか、リリー=ローズ・デップはやたらと歌う。
体型の出る衣装で何度もヨガを披露し、良く言えばスリム・悪く言えば貧乳のナイスプロポーションもアピール。そして不自然すぎる流れで「フランス語も堪能です♪」をドヤ顔アピール。
いったいわしは何を見せられているのか。
もはや、
リリー=ローズ・デップのプロモーションビデオ
以外の何物でもないじゃないですか。
しかもファン向けではなく、今後の彼女の活動を意識した宣材PVですよ。
そもそも煮詰めれば15分ほどの話を無駄に引き延ばして薄めて80分にしているだけ。売り文句にしている『JK VS ミニナチ軍団』の戦いもどうでも良い流れで始まり、テキトーな展開でさらっと終わり。地下での繰り広げるデップ父娘のくだらない茶番もダルいだけ。
映画じゃないでしょう、こんなもん。
これを「面白い!」と思えるのは、よほどリリー=ローズ・デップが好きな方、もしくはデップ家がファミリー出演というだけで満足な方かと。
少なくとも目の肥えた映画マニアが見るような作品ではない気がしますなぁ。
(たとえ気晴らしのお遊び気分だとしても)
超個人的な戯言感想
…というわけで、個人的には2点です。
例の如く10点満点ではなく、100点満点で2点です。
リリー=ローズ・デップのPVとして観ればもっと点数は上がるのでしょうが、わたしゃ彼女に全く興味が無いので無価値。
それにしても、ハーレイ・ジョエル・オスメント、ジャスティン・ロング、ジェネシス・ロドリゲスなど、魅力的な俳優がこんなに出演しているのに2点ってのは初めてですよ。なにせ彼らの魅力なんて1mmも出ていま・・・いや、オスメントさんだけは少し出てましたか。
彼はそこに置いておくだけでコメディになる稀有な存在ですから(笑)