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今回の1本は『映画/狂人ドクター』、「実話に基づく…」という事で、19世紀に実在した医療施設をモチーフとした作品となります。ネタバレ要素を含みますが、ほぼくだらない戯言となりますので…未鑑賞の方でも大丈夫かと。

しかし邦題がヒドいのなんのって。原題の『The Institute』(施設・研究所、の意)そのままで良かったと思うんですけどねぇ。
(スティーヴン・キングの同名小説がありますが、そちらは別モノです)

狂人ドクター
(原題:The Institute)


2017年 アメリカ

主なキャスト:

アリー・ガッレラーニ
ジェームズ・フランコ
スコット・ヘイズ

監督:ジェームズ・フランコ、パメラ・ロマノスキー
脚本:マット・ラガー、アダム・ラガー

ネタバレ無しのあらすじ

19世紀、ボルティモア。

両親の死により心に傷を負った少女イザベル(アリー・ガッレラーニ)は、治療のためにローズウッドセンターと呼ばれる医療研究所へと入所する事に。

医師ケイルン(ジェームズ・フランコ)の処置により回復へと向かっていくイザベルだったが、それは恐ろしい洗脳の始まりでもあった…

・・・といった内容の謎作品。がんばれ、イザベルのおっぱいが見れるまで。

キャストで戯言

キャストで…とは言ったものの、私がよく知っている俳優はジェームズ・フランコのみ。映画通には人気のある彼ですが正直私にゃドコが良いのか…。この人っていつも演技クサすぎないですか?そこが魅力?

そして世間知らずだけど好奇心旺盛、ピュアすぎるゆえに洗脳されやすいヒロインはアリー・ガッレラーニ(アリー・ギャラランイーと表記される場合も)。

登場時の攻めすぎる髪型はちょっとどうかと思いますが、その後はかなり可愛らしいじゃないですか。私は観ていませんが海外ドラマ『11/22/63』にチョイ役(喫茶店の店員アリス)として出演しており、それで気になった方もいるようです。

とにかく何が何やらよくわからない展開が多く、正直ついていくのがキツい90分間なのですが…彼女のおかげで乗り切れたといっても過言ではありません。ありがとう、アリー・ガッレラーニ(と、そのおっぱい)。

あ、名前は知っている程度の人がもう一人いました。スコット・ヘイズ、せむし男のフリをしていたガンサー役の方です。えーと、他には何に出演していたんだっけなぁ…ちょっと忘れてしまいました…。

実話?ローズウッド?

さてさて。映画で「実話を基に…」というのはクセものでして。どこからどこまでが実際の出来事なのかによってテンションはだいぶ変わってきます。

この作品では…

  • 19世紀、ローズウッドセンターという医療研究所があった
  • そこでは患者の洗脳がおこなわれており、密かに人身売買が行われていた
  • 1940年代に人身売買が発覚するもセンターは存続。2009年に火事で閉鎖。

…という部分が実話。作品中でイロイロとアレな治療が行われていましたが、おそらく同様の行為はあったのでしょう。
Wikipedia:Rosewood Center(英語)

しかし洗脳した患者に謎の演劇をさせていたかどうかはわかりませんし、「アコライト会」とされる秘密結社に関しても情報はありませんでした。

とりあえず『患者にあんな事やこんな事をして洗脳し、上流階級向けに売っぱらっていた。しかも発覚後も運営は継続(それだけ強大なバックを持っていた)』というのが事実であれば十分ヤバいかと。

オープニングクレジットで流れる古い映像も、実際のローズウッドセンターでの写真が入っているようです。

ココからネタバレを含むよ!!

唯一の救いは…

もう最初に結論から言ってしまえば…

いろいろと残念

としか言えない映画でして…。

ローズウッドが持つ表の顔と裏の顔のギャップ、その背後にある組織、非人道的な行為を繰り返す医師、などなど…描きたい事は伝わるんです、伝わるんですが全体的にとっ散らかっているうえにイロイロすっ飛ばしすぎというか…。

イザベルが洗脳されていく過程もそれなりに引き込んでくれるのものの、彼女もなんというか…ピュアすぎません?90分という尺の短さでアレコレ詰め込むためにはスムーズに洗脳されてくれないと間に合わないでしょうが、あまりにも展開が早すぎる。そして薬の効きも早すぎる。

「さぁ、飲みなさい、落ち着いたろう?」「ゴクッ。はい、落ち着いてきました(ニコッ)」って、早いわっ!(笑)

しかしそんな辛い映画の中にも癒やしはあるもの。

舞台が女性専用病院というだけあって、わりとポンポンとおっぱいは出てくるのですが…どれも残念女優と残念おっぱいだらけで、そこにエロス感は皆無。興奮も何もない、道端に転がるおっぱいみたいなもの。

『はぁ…イザベルおっぱいは無いのか…』と希望を失いかけるものの…映画開始から1時間5分57秒、ついについに『イザベル嬢の神おっぱい』が降臨なさるわけですよっ!!

なんでしょう、この美しいおっぱいは。大きすぎず小さすぎず、透き通るように煌めくおっぱい。しかもスッポーンッ!と全裸にまでなってくれて、生尻まで見れてしまうではないですかっ。あんたは女神かっ。

このへん、怪しい儀式が行われていたり、兄ロデリックが大変な事になったりと…物語的にも盛り上がる部分なのですが、もう心はイザベルおっぱいまっしぐら。それしか入ってきません。

その後もベッドに横たわった姿で程よい余韻おっぱいを見せてくれるアフターフォローも素晴らしい。

鑑賞後にあらためてじっくり検証してみればそこまで至福おっぱいというわけではないのですが、ダルダルの物語に心折れそうになったところへ差し伸べられた、一服の清涼剤。「あのおっぱいの味を僕たちは決して忘れない」と誓いたくなるような、救いのおっぱいでした。

戯言あらすじと戯言感想

はい、本作に関する話はもう終わりです。ざっくりあらすじにすると…

  • イザベルがローズウッドに入所する。
  • 多少おっぱいが転がっているが、目もくれず進む。
  • イザベルはピュアっ子なので洗脳の進みが早い。ケイルン先生もご満悦。
  • 美しきおっぱいが降臨。物語はピークを迎える。
  • あとはよくわからないまま終わる

という映画です。それ以上でもそれ以下でもありません。

だってアレですよ、会に集まっている人間たちの盃に毒を混ぜておくのは良いのですが、イザベルの『今宵は本物の毒を味わえいっ!』という決め台詞に合わせて一斉に『…む!?…うううっ!』と苦しみ始めるような学芸会映画ですよ。

ガンサーが実はシャキッとした人だった(しかも偉い)…ってのも早くからバレバレでしたし。

題材も良く方向性も悪くないのですが、表現や脚本がとにかくダメだった…といった印象です。

それにしても、医師ケイルンは『狂人ドクター』って感じではないですよね…。やれ演劇だのなんだの、狂人というよりも『独りよがりドクター』と呼んだようがよいかと。いや、もはや『変態ドクター』といっても良いのでは…。