『ロキシー』ゾーイ・クラヴィッツを愛でるための映画…

正直この手のジャンルは苦手なのですが、どうしてもゾーイ・クラヴィッツが観たかったのでチョイスした1本、『映画/ロキシー』です。

ソフト化の際に「美しき復讐者」というサブタイトルが付けられましたが、なんでいつもこういう余計な事をするのでしょうか・・・。

「恋愛+アクション」という認識で鑑賞し始めたものの、どの要素もボリューム不足で…いったいどのジャンルに分けて良いか迷う作品でした(笑)

ロキシー
(原題:Vincent N Roxxy)


2016年 アメリカ

主なキャスト:

ゾーイ・クラヴィッツ
エミール・ハーシュ
エモリー・コーエン
ゾーイ・ドゥイッチ
スコット・メスカディ(キッド・カディ)

監督:ゲイリー・マイケル・シュルツ
脚本:ゲイリー・マイケル・シュルツ

ネタバレ無しのあらすじ

車を運転中、偶然事故に遭遇したヴィンセント(エミール・ハーシュ)。

あれれ、事故かと思ったら…なにやら可愛い女の子が襲われてるっぽいぞ。よーし、助けろー。

助けた女の子はロキシー(ゾーイ・クラヴィッツ)という名で、どうやら悪いヤツに追われているみたいだ。しかも行く当てもないらしい。よーし、うちの実家の農場においでよー。え?来ないって?まぁまぁ、気が変わったら来てよ。

実家に帰ってみると、相変わらずグダグダな兄貴(エモリー・コーエン)が整備工場を開業するらしい。仕方ない、手伝ってやろ・・・あ、ロキシー来た。

・・・といった流れでラブっぽい感じになるも、なんか中途半端。

兄と弟の絆的な関係も中途半端。

そして最後は中途半端なバイオレンスアクションへ方向転換するも・・・。

・・・といった内容の作品。

映画・・・なのか?

鑑賞後に知ったのですが、この映画は『松竹エクストリームセレクション』の第四弾となる作品らしいです。

ちなみに第一弾は『ジェーン・ドゥの解剖』、二弾は『アイム・ノット・シリアルキラー』、三弾は『ブラッド・スローン』

意識はしていなかったのですが、三弾以外は全部観ていたようです。こうなると前作観たくなってきますなー。

冒頭にも書きましたが、とにかくこの映画を選んだ理由は「ゾーイ・クラヴィッツが観たかったから」というだけ。中身も何も期待していません。

ただただ、ちっちゃくて可愛いゾーイ・クラヴィッツが動いている姿を見れればそれで良かったんです。しかしそうとは言え・・・ここまで内容が微妙だと、やっぱりガッカリ感は否めません。。。。

いや、別につまらなくはないんですよ。しかし特別面白くもないといった感じです。

日本でも有名アイドルが有名グループを卒業した後、その話題性だけで主演映画を連発したりしますが・・・そういった客寄せパンダ的な扱いで映画を作られるのはあまり良い気分はしません。

この映画も「ゾーイを愛でる映画」です。観ていて『映画/ファインド・アウト』を思い出しました。アレもアマンダ・サイフリッドを見るためのプロモーション映画です(笑)

アマンダが大好きで、動いているところを見れればそれでいい!!
…というならばコレでも喰らいやがれっ!

ここからネタバレを含むよ!!

VとRのラブロマンス!…は中途半端

序盤のカークラッシュも微妙~な感じですが、とにかくこの映画は全てが微妙。

ロキシー押せ押せで行くのかと思いきや、なんか中途半端に「兄と弟の確執・しかしやっぱり兄弟の絆」みたいな話の流れがダラダラと続きます。

兄カノの元カレとの因縁で、やったりやり返されたり・・・ヴィンセントの暴力性うんぬんを表現するための流れなのでしょうが、そもそも彼の暴力性というものの必要性が見当たりません。。。ちょいちょいロキシーがそういうセリフを挟んできますが、なんとも脈絡がない感じでつっこんでくるので「ん??」といった感じです。

そこが「ずっと金の事を隠していた」という事には繋がらない気がするんですよね。。。

なにはともあれ、しっかりロキシーの控えめなオッパーヌも見れますし、エロさは足りませんが彼女があふんあふんする姿も見れます。よし、そこはしっかり押さえていたか!でかしたぞ!

しかしヴィンセントとロキシーのラブ要素も底が浅い感じで、「ラブロマンス」とまでは呼べない気が。うーむ、やはりジャンル分けに困る映画です。

方向転換!バイオレンス!

兄の金絡みでロキシーを追っていた悪い奴ら(ギャングと表現するにはちょっとアレな人達なので…)が、どこからどう調べたのか知りませんが、ついにロキシー達のいる田舎町へとやってきます。

ヴィンセントが到着した時にはすでに兄と兄カノとロキシーはとっ捕まっており、ヴィンセントもあえなく吊るされてしまいました。

さぁさぁ、ここからどういう中途半端な展開になるのだろう・・・と思った矢先の、兄カノの頭ぶち抜き射殺ですと!?

うわー!!ホントに殺したーー!!!

ひどい目には遭うけど死なないキャラだと思っていた、兄カノが死んだー!!

なんだよその突き抜けた暴挙はっ。中途半端な映画のクセに・・・って二人目!?

うわーー!!!兄貴も殺したーー!!!

この映画はゾーイ・クラヴィッツを愛でるだけの、ゆるーく中途半端な映画モドキの約束だったじゃないですか!!なんですかそのシュールなバイオレンス映画みたいな展開はっ!

肝心のヴィンセントまで殺しちゃって、ここからどう話を持っていくのよ!?

・・・あ、ロープ切れた。かなり太いのに(笑)

ここから別映画になります(笑)

ロープが切れて復活したヴィンセントですが、もうすでに家の中からはロキシーの叫び声が聞こえています。

「女は好きにして良い」って言ってたので、それはもうあんな事やこんな事をされてしまっているのでしょう。ハァハァ・・・。

…と思ったら、服すらまったく乱れる事なく、ソファーでもちゃもちゃ抵抗されているだけでした。おおおーい!すでにガンガンにヤラれていてくれ、とまでは言いませんが、せめて服ぐらいビリビリにしておけよ!何をモタモタしているんだよオマエはっ!

期待外れの悪者の手下達はヴィンセントの「暴力性」の前にあっさり殺害。そしてヴィンセントも力尽きてしまいました。なんでしょう、かなり尺を長くとっていますし、ロキシーが「愛してる」とまで言っているのに・・・全然グッときません。

そして始まる、別映画の展開(笑)

まるで「実はロキシーは特殊な訓練を受けた暗殺者だったのでした」みたいな雰囲気で、武器を装備したり研いだりして戦闘スタイルになっていきます。

そういう映画だったっけ?

・・・あれ?ていうかボス(シュガー)はどこいったの?

部下に指示を出して、一人で帰ったの?自分で運転して??(笑)

アクション…無し!バイオレンス…中途半端!

ヴィンセントが掘ったハートマーク、めっちゃ綺麗でしたね。ナイフ1本で掘ったはずなのに、まるで工芸品のように綺麗な作品に仕上がっていて不自然でした(笑)

髪型が残念な感じになってしまったロキシーがボスの家に到着してからの展開は、それはもうゴリゴリのアクション映画のようで・・・とはいかず、相変わらずの中途半端。いや、むしろ寒いくらいにアクション性薄いです。しかもかなりツッコミどころまで増えてきます。

ここの悪者たちは耳ついてないのかね?音楽はかかっていましたが、あんなにバンバン撃ちまくっているのに全然気づいていないご様子です(笑)

あ、ボスも台所にいました。って、あっさり撃たれちゃったよ。さらに全く見せないカメラアングルでボコられて・・・ご愁傷様です。

しかしロキシーはその先にあるドアに注目を・・・え?いったい奥に何があるっていうの?あー、あー、そんなふうにドアの前に立って開けるヤツがあるか、ド素人がっ。

そしてドアを開けた先は・・・相変わらず物音が全く聞こえていないボス(シュガー)が、エロエロな事をやっていました。あれ?さっきの台所のヤツはボスじゃなかったのか!(笑)

・・・と、そんなふうに余計な事が気になるくらい、緊張感のないラストなんです。

もちろんボスも、それはもう最終決戦とは呼べないようなグダグダ感でやられてしまいました。

これでは「アクション映画」とも「バイオレンス映画」とも言えない感じです。ホントどうしよう、この映画のジャンル分け・・・。

ゾーイ・クラヴィッツに尽きる映画

なんでしょう。展開も微妙~な感じですし、肝心のプロットもなんとも穴だらけというか…流して作った感があるというか…。

兄の金をヴィンセントが盗んだ下りも、釈然としないものがありますし。

でも良いんです。アマンダの映画もそうだったじゃないですか。

この映画は『ゾーイ・クラヴィッツの人気につけこんで製作された、彼女を愛でるための映画』です(笑)

もっと言ってしまえば彼女の父親であるレニー・クラヴィッツの偉大さも影響していると言えます。

なんか今回は文章もグダグダな感じになってしまいましたが、とりあえず私は動くゾーイが見れたので良しとしましょう・・・。

でもあの位置の鼻ピアスはどうも萎えるなぁ…