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ジャンプスケアとは「急に大きな効果音と衝撃的な場面を同時に映し出して観賞者を驚かせる」という、ホラー映画などでは定番の手法の事を指します。

静かな場面で急に大きな音と同時に窓ガラスが割れたり、叫び声と同時に恐ろしい顔を映し出してみたり…思わず「うわっ!」と声が出てしまうアレです。

今回はその『ジャンプスケア』について。戯言混じりでゆるーく解説致します。

ジャンプスケアとは?

びっくり

ジャンプスケアは英語で表記すると『jumpscare』

『jump』はピョンと跳ねるジャンプ、『scare』は怖がらせる・恐れさせるという意味です。

あまりの恐怖と衝撃に観客が飛び上がってしまう…というのが語源になります。

そこに至るまでに音響などを静かにしつつ「くるぞ…なにかくるぞ…」という雰囲気を作っておいて・・・ぎゃーーー!!!というやり方もありますし、通常場面で急にブチ込んでくる場合もあります。

「ホラー映画を構成する基本要素の1つ」と言われているものの、この手法に対して否定的な意見もあり「安易にジャンプスケアに頼るのは製作者の怠慢である」と考える批評家も少なくありません。

たしかにやたらとコレばっかり使ってくる映画はうんざりしてきますな。。。

ところがこのジャンプスケアという手法は非常に奥が深いらしく、本気で作るなら音を出すタイミング、音量、ライティング、カメラワークなどなど…0.1秒単位で非常にこだわって作りこむそうな。

どういった手法をジャンプスケアと呼ぶかは理解しやすいと思いますが、実際のところ『ジャンプスケア』という単語はあまり知れ渡っていません。代わる日本語もありませんので、私も昔は『ホラーとかの、急に大きな音で驚かすアレ』とか言ったりしていました(笑)

映画以外のジャンプスケア

映画界においてのジャンプスケアは1980年付近から普及してきたと言われています。

しかしこの単語は映画だけで用いられるわけではなく、ゲームや動画などでも同様の手法は「ジャンプスケア」と呼ばれます。

初代PSゲーム『バイオハザード』で、真っすぐな廊下を進む場面。徐々に音量が低くなり・・・不意にバリーン!!と大きな音をたてて窓ガラスからゾンビ犬が飛び込んでくるあの場面は、カメラワークも含めて秀逸でした。

当時あのゲームにハマった時はもう『うう怖いよう・・・やりたくないよう・・・でもやらなきゃ・・・』と、胃が痛くなりながらプレイした事を覚えています(笑)

そしてさきほど映画でのジャンプスケアには否定的な意見も多いという話をしましたが、それはゲーム界でも同様。

大手ゲーム情報サイトであるAUTOMATONでは「私たちは人間なのに、犬猫も驚くようなやり方(急に目の前で手を叩くなど)で驚かされるというのは、こちらの尊厳をクソにまみれた土足で踏みにじられているようだ」とまで言われています。

あとがき

たとえ著名な批評家が否定ていたとしても、考え方や感じ方は人それぞれ。

ジャンプスケアが大好きな人は「不意のびっくり要素最高!大歓迎!」と堂々と主張して良いと思います。アレコレ言いたい人には言わせておきましょうよ。

え、私ですか?・・・・大っ嫌いです(笑)理由は世間の否定派の方々と概ね同じです。

しかし映画関係のブログを綴っており、しかもホラーとかスリラーとかサイコとか変態とかを好むとなれば…ジャンプスケアは避けて通れないのが現実。

ホラーを撮る監督の皆様、願わくば細部にまでこだわった上質なジャンプスケアでお願いします…。