果たしてこれを鑑賞した人は何人いるのか。『映画/ミッシング 少女の叫び』でネタバレ含むあらすじを…と言いたい所ですが、そりゃもう悪い意味で難易度が高い作品ですので、あなたのご期待には添えない可能性がございます…。
ミッシング 少女の叫び
(原題:RESTRATION)
2016年 アメリカ
キャスト:
アドリアン・ゲイター
エミリー・オブライエン
ザック・ウォード
サラ・アン・シュルツ
監督:ザック・ウォード
脚本:ジェームズ・カレン・ブリザック、ザック・ウォード
ネタバレ無しのあらすじ
郊外の古民家に越してきた若夫婦、トッド(アドリアン・ゲイター)とレベッカ(エミリー・オブライエン)。
元家主が残していった熊のぬいぐるみの中から少女が綴った日記を発見するも…それはほったらかしで夫婦の営み。
そして夫婦の周りにほんの少しだけ不可解な現象が起き始め、「え、今?」というタイミングで日記を読み始めるレベッカ。
果たして少女の身に何が起こったのか!?
・・・と、支離滅裂なあらすじになってしまうほど支離滅裂な内容のC級作品。
注)予告編動画は英語版
ぶっちゃけ駄作
いやー…久しぶりに気が重い映画を見てしまいました。
内容が重いとか結末に救いが無いとか、そういう意味ではありません。純粋に…
作りが下手くそでつまらない
ということです。いったいこの映画で何をどう書けと言うのですか。
『安いBGM』
『ごまかしのカメラワーク』
『チープなVFX』
『違和感のあるストーリー』
『ちぐはぐな人物設定』
『不自然な展開』
『支離滅裂なセリフまわし』
『無配慮な字幕翻訳』
…と、低予算であることを考慮したうえでも納得のいかないダメ三昧。
序盤はひたすらにダラダラと間延びした展開が続き、眠いこと風の如く。
中盤も相変わらず盛り上がりに欠けた展開で、ダルいこと林の如く。
後半になって急にあれこれと要素をぶっこんでくるも、見せ方とセリフが下手クソなせいで意味わからんこと火の如く。
最終的にどういう気分で鑑賞を終えて良いのか、困惑すること山の如し。
助けて武田信玄。

ここからネタバレを含むよ!!
ネタバレ1分あらすじ
さてさて…ネタバレ含むとか言ったものの、何をどうしましょう。
さきほども書きましたが脚本が適当すぎるせいで不自然な展開が多く、鑑賞していて「…はい?」と数十回言いたくなるような作品ですので、細かい部分の考察をするのはあまり意味がないかと。
とりあえず最近恒例の「ネタバレ1分あらすじ」にしてみましょう。
ネタバレ1分あらすじ
トッドとレベッカが越してきたのは、過去にケイティという少女が住んでいた家。
ケイティは近所にロバートとデリアという友人がいたものの、その両親はなんと悪魔崇拝者。しかも他人と身体を交換することで長年生き延びてきたらしい。どういう理屈かはわからんけど。
両親はロバートとデリアの身体を奪い、逆に両親の身体に入ってしまった『中身ロバート・外見父親』は少女誘拐犯として逮捕。『中身デリア・外見母親』も拘束。
自由の身となった二人はハロルド、フランシーンと名乗り、トッド&レベッカの隣人として登場。
アレやコレやの末にトッドは死亡、悪魔崇拝者は妊娠していたレベッカの胎児に自らの魂を移し、再び新たな人生を送るのでした。
…といった感じでいかがでしょう。
しかし『レベッカが生んだ二人の赤子がオーガストとドルシラ(悪魔崇拝者二人)ならば、レベッカ自身は何がどうなっとるの?目、黒かったけど…』という部分、私にゃ全然わかりません。第一「ドルシラ」なんて名前もココでいきなり出てきてますし。
そしてこちらもいきなり名前が出てくる、ケイティを誘拐した(とされている)リンダ・クラザーズ。どうやらロバート達の母親のようなのですが、ケイティを殺害したのはロバート達(中身は悪魔崇拝者)なんですよね。二人に罪を着せられた?そんな都合の良い話ある?
ついでに言えばロバートの父親(オーガスト)が子供たちを連続誘拐していた理由もいまいち不明。悪魔崇拝に関係しているならば、なぜその時期だけ?その前や現在はいいの?
…等々、挙げていったらキリがないほどの疑問。鑑賞中もツッコミどころの嵐。監督は本当にこれで「よし!自分の作品が完成した!」と思えたのでしょうか…。
なおその監督、作中でハロルドを演じているザック・ウォードその人です。
映画出演は少ないもののドラマ作品では「チンピラ」「犯人」「裏切り者」等で定番の俳優であり、本作でも登場と同時に…
おまえ隣人とか言ってるが、絶対アレな男だろ
とバレバレなのがこれまた寒い(笑)
超個人的な戯言感想
…というわけで、果たして日本国内にこの映画を鑑賞した人間が何人いるのか。そしてその中からこの記事にたどり着いた方が何人いるのか。
鑑賞すれば必ず何かしら疑問が湧くようなザル設定ですが、真相を調べるほどの価値もない映画ですので…2~3人くらいしかこの文書を読む方はいないかと。そう、あなたは非常に貴重なお客様。『映画で戯言三昧・オリジナルグッズ』をプレゼントしたいくらいですよ。
なにはともあれ、私にとってこの『映画/ミッシング 少女の叫び』は、【見る価値なし】の判をついてゴミ箱に放り投げたくなるような作品でございました。
やはりAmazonPrimeのB級系はクソの山ですなぁ…。