ものすごいB級感のあるサブタイトルをつけられてしまっている『映画/PUSH 光と闇の能力者』、中学生が喰いつきそうな雰囲気ですが…超能力に弱い私もまんまと喰いついてしまいました(笑)
PUSH 光と闇の能力者
(原題:Push)
2009年 アメリカ
主なキャスト:
クリス・エヴァンス
カミーラ・ベル
ダコタ・ファニング
ジャイモン・フンスー
クリフ・カーティス
コリー・ストール
監督:ポール・マクギガン
脚本:デヴィッド・ポーラ
ネタバレ無しのあらすじ
念力で物体を遠隔操作する能力を持つニック(クリス・エヴァンス)は、世界中の超能力者を監視する極秘機関ディヴィジョンの目を逃れ、香港でひっそりと暮らしていた。
しかし未来予知の能力を持つ少女キャシー(ダコタ・ファニング)が彼の前に現れたことを境に、ディヴィジョンから追われる事となっていくのだった…。
・・・といった内容を、「スニファー」「ウォッチャー」「プッシャー」などなど、次々に襲ってくる耳慣れないカタカナ単語に混乱しながら楽しむ作品。
キャストで戯言
まずはカミーラ・ベル!なにはなくとも彼女を語らねば始まりません。
彼女はそのルックスがどストライクで私の心の中の『大好き女優トップ3』に君臨しているのですが…悲しい事にこの作品を最後に映画出演が無いんですよね。今はドコで何をしているのでしょう、彼女。
そしてまだまだ若いダコタ・ファニング(公開時14歳)も相変わらず素晴らしい。私は昔から『ダコタ・ファニングは安達祐実に似ている』と主張しているのですが、いまいち同意を得られた事がありません。…おかしいなぁ。
さらに敵の大物としてジャイモン・フンスーも登場。彼も素晴らしい俳優で大好きです。やたら肌が黒い彼の出身地は『ダホメ共和国』との事ですが…ぜんぜん聞いたことのない国です(汗)いったいどのへんにあるのでしょうか…
注)ダホメ共和国(旧ダホメ王国)はアフリカ西部に存在した国で、現在はすでに消滅。ベナン人民共和国となっています。
ついでにあまり人気はないかもしれませんが、名脇役のクリフ・カーティスが出演しているというのも個人的には嬉しいところ。
あ、忘れていました。主演はクリス・エヴァンスです(笑)
超能力大好き
私はいい歳して『超能力』というものに目が無くて…。
スタンドだギアスだワンネスだとしゃらくさい能力もありますが、昭和臭漂う「念動力」とか「テレパシー」といったベッタベタな超能力が大好きなわけです。なにせドハマりした理由が『AKIRA』ですから…。
幼少期は授業中にずーっと机の上の消しゴムを浮かせようとしたものです。
もちろんアレもどっぷりとやりましたよ、懐かしきファミリーコンピュータの怪ゲーム『マインドシーカー』も(笑)
そんな努力もむなしく…今日に至っても念力で女性のスカートをめくる事はできませんし、透視でパンツを見透かす事もできませんし、じーっと女性(の下半身)を見つめて念じている私に対して『なにこの人、キモい』という心の声もテレパシーされてきません。
しかし努力していればいつかは…と、今でもたまに消しゴムを浮かせようとしています。ピクリともしませんけど。
今回はネタバレは含まないよ!!
ストーリーは…
とにかく「アクション映画」や「SF映画」はツッコミどころがあってなんぼ。
矛盾する設定や不条理な展開、不自然なくらいに心変わりする登場人物などなど・・・そういうのがあって当たり前。屁理屈こねて観るジャンルではない、というのが私のスタンスです。
もちろんこの「PUSH」もその括り。
物語の中核を担っている「未来を予知する能力」に関しても存分にツッコめますし、主人公グループの行動も敵組織の対応も、笑えるくらいにツッコむ事が可能。
次々に登場する能力者を考察したり、闇の組織に関して解説していったらキリがない…というか解説しきれません(汗)
でも良いじゃないですか。みなさんも超能力、好きですよね?カッコ良いですよね?
そこに美人が登場してわっしょいわっしょいな映画なんですよ?子供のように頭からっぽにして身をゆだねるのが幸せな鑑賞スタイルというものでしょう。もう大人の事情なんてどうでも良いじゃないですか。
個人的な感想戯言
…というわけで、内容には一切触れていませんが『とても好きな映画です!』という感想しか出てこない『映画/PUSH 光と闇の能力者』、数回鑑賞しましたが何度見ても楽しめる1本です。
もしいつか超能力が得られるとしたら、やはり私は念動力が良いですなぁ。それ以外の能力はなにかと不都合もありそうですし。
しかしいい歳したオッサンになったクセにいつまでもそんなモノに本気で憧れているから、周囲から堕落者扱いされるんですよねぇ…。しょぼん。