映画『レイプ・オブ・アナ・フリッツ』美人女優の死体なら…イケる?

もうタイトルから衝撃的な「映画/レイプ・オブ・アナ・フリッツ」ですが、内容もそのまま衝撃的。世の中にはイロイロな性癖を持った人間がいますが、死体と・・・ですか・・・。

うーむ、今回ばかりはアブノーマルな性癖を持つ私としても非常に書きづらい内容です。ネタバレ・結末を含みますので、未鑑賞の方はご注意下さい。

注!)当記事は性犯罪的な内容を含みます。未成年の方は閲覧をお控え下さい。

レイプ・オブ・アナ・フリッツ


2015年 スペイン

主なキャスト:

アルバ・リバス
アルベルト・カルボ
クリスティアン・バレンシア

監督:エクトル・エルナンデス・ビセンス
脚本:エクトル・エルナンデス・ビセンス、イサーク・P・クレウス

ネタバレ無しのあらすじ

人気美人女優のアナ・フリッツ(アルバ・リバス)が急逝。その遺体が運び込まれた病院の職員パウ(アルベルト・カルボ)は彼女の写真を撮り、友人に送信する。

ほどなくして病院にやってきた友人達は、アナの遺体を見ようと安置所へ。そこにはまるで生きているかのように美しい彼女の遺体が横たわっていた。

「遺体をレ〇プしたことがある」というパウの話を聞いた友人は興奮し、美しいアナの遺体に対し許されない行為をしてしまうのだが・・・

・・・といった内容の作品。

屍姦というハイレベルなプレイ

通常であればサイコ野郎や変態が出てくる映画には、大興奮して絶賛したり同調したりするのが『映画で戯言三昧』のカラーなのですが…今回はちょっと危険すぎるネタ。

死体と・・・です。

いやいや、もし仮に共感できたとしても、さすがにココで「うん、美人なら全然ヤレるよね」とか書くわけにはいかないじゃないですか。幼女に興奮とか老婆に興奮とか、そういうレベルを超えています。下手すりゃ通報です。

日本ではあまり馴染みのない屍姦(馴染み深かったら大変)ですが、欧米ではこういった「遺体を〇〇〇する」という事例はそれほど珍しくないようで、2004年・アメリカ・カリフォルニア州知事だったアーノルド・シュワルツェネッガーは「屍姦を禁じる法案」を承認しています。

日本では「屍姦」に対する直接的な罰則はありませんが、「死体損壊」につながる行為となりますし倫理的にも受け入れがたい行為ですので「死体ならヤッちゃっても合法!!」と大声で言えるものではありません。小声でもダメです。

ちなみに屍姦はありませんが、同じく「美しい女性の遺体」となると『映画/ジェーン・ドゥの解剖』という作品もありますよ。個人的にはアナ・フリッツ(アルバ・リバス)の遺体よりもあちら、ジェーン・ドゥ(オルウェン・ケリー)の遺体のほうがイイなぁ。あっちならイケそうな気が・・・。

)ちなみに『屍姦』が正しい表記ですが、変換等の関係で『死姦』と表記されることもあります。まぁそんな事どうでもいいですな。

美人の死体にハァハァしたい変態野郎どもめ!こっちの作品も見やがれ!!

ここからネタバレを含むよ!

遺体を演じる

上記『映画/ジェーン・ドゥの解剖』の遺体役だったオルウェン・ケリーはそれはもう素晴らしい演技(?)で、作り物と見まごうほどの死にっぷり。完全マグロ状態でまるで動きません。なんでもヨガの呼吸法を取り入れたりしたそうな。

しかしこちらのアナ役のアルバ・リバスは「まだ遺体とされている段階」でまぶたがピクッと動いたり、お腹が微妙に呼吸で動いたりしてるんですよね…。

結果として「実は死んでいなかった」なので、つじつまが合うと言えば合うのですが・・・本当であれば完全に遺体として演じるべきシーンだったはず。

それとも「あ、やっぱりさっきまぶたが動いたのは、生きてたからなんだ!」という伏線なんでしょうか。うーむ、それはちょっと納得がいきませんなぁ。

全く動かず、触られても反応せず…というのは意外に難しく、他の作品でも「死体」がピクピク動いちゃったり変な反応したりする事は多いですが、この映画はそこに焦点が当たっているわけですから…アルバ・リバスにも、もう少し頑張っていただきたかった気がします。

ただのノーマルな若者でした

私は本作に関して余計な予備知識をまったく入れずのチョイスでしたので、タイトルから「まぁ・・そういう行為はあるんだろうね・・」といった程度の心構えしかしていませんでした。

まさか対象が遺体だとは・・・。そしてまさか死んでいなかったとは・・・。さらにラストで血がブシャーと来るとは・・・。

もういろんな意味でアレコレと裏切ってくれる内容でした。

しかしせっかく二転三転を織り交ぜながら「いったいどうオチをつけるのだろう・・」という展開で進んできたのに、結局最後はザクッ、ブシャーでスプラッターエンドって…。

…コレ、いくつか想定した中で最も残念な結末ですよ。せっかく入り口にインパクトのある映画なのだから、出口もしっかり練って欲しかったなぁ…と。

やり過ぎなほどに自己中心的な考え方で行動する、友人のイバン(クリスティアン・バレンシア)があんな結末。

そしてアナも、ペロッと嘘をついたりパウに涙ながらに迫ったりした末に、あの容赦ないキレっぷり。

「やっぱり男ってバカで自分勝手で愚かねー」「女は怖いねー」

結局はそんなありふれた感想で終わってしまうような結末じゃないですか。もったいない。もっともっと変態方向を突き詰めた作品になって欲しかったなぁ…というのが変人としての率直な感想です。

しかし突き詰めようにも、イバンもパウもひどく中途半端なんですもの。

「うひゃー、美人の死体だ。ヤッちゃう?マジでヤッちゃう?・・・うわっ生きてた!ヤバい!どうする!?よし、殺しちゃえばバレないんじゃない!?」

・・・・って、おまえはただのノーマルさんかっ!!

せっかく法的にも世間的にも「死人」となっている「生きたオモチャ(美人)」が手に入ったんだよ!?これはもう思う存分、できるかぎりの変態的なプレイを楽しむしかないでしょうよ!!そして最後は別に殺さなくとも、イロイロ上手な方法があったでしょうよ!!

・・・まぁまだ若いし、こんなもんですかね。しっかり変態経験を積んだオヤジにならないと観ていて感動するようなアブノーマルっぷりは発揮できないのかもしれません。

・・・と思いきや、若いのにしっかりと鬼畜な変態っぷりを発揮してくれる有望な若者も世にはいました。ちょっとこの映画の「死体」とは意味合いが違ってきますが、『映画/デッドガール』では「死体?ゾンビ?そんなの関係ねぇよ!そこに穴あるかぎり、突っ込むだけさ!!」とかなり突き抜けた思想の若人がスパークしてくれています。

そこに美人がいれば、死体だろうとなんだろうとヤルだけさ!…という、一周回って男らしい若者が観たければこっちだ!ただし美人と言えるかは好み次第だ!(笑)

タイトルのインパクトは…

結局のところ、そのタイトルと設定のインパクトで興味は引くものの、最終的にはありきたりなB級スリラーに着地してしまうという…

まるで出オチの芸人のような映画でした。

しかしタイトルに『レイ〇』とか入れられるとレンタルで借りづらそうですなぁ。

今はもうレジもセルフになっていますし、動画配信サービスも普及しているから簡単に観れて良いですが・・・一昔前、レンタル全盛期であったら躊躇してしまいます。レジが可愛い女の子だったら絶対に持っていけないヤツですな。